2005年 トーゴの労働事情

2005年11月16日 講演録

トーゴ全国労働組合総同盟(CNTT)
ジョルジュ コムラ アヴォッサン

 

 トーゴの労働組合状況だが、およそ6つのナショナルセンターがあり、すべてが民主化に向かって仕事をしている。今年の9月にこの6つのうちの5つがやっと合意に達し、1つのISTTと呼ばれる共同組織をつくることに成功した。
私の労組であるトーゴ全国労働組合総同盟(CNTT)は、1973年、まだトーゴが単一政党によって指揮されていた時代に生まれた。CNTTは、公共分野、民間部門、退職者の組合と県単位の組合によって構成されている。
 CNTTが抱えている最も大きな問題は、資金問題である。国が経済的に困難な状況にあるため、給与が支払われなかったり、支払いが遅れたりしている。そのため、年金の支払いも遅れている。その結果、組合費が入ってこないという状況のため、組合員が無力になり、組合離れが起こっている。
 CNTTの活動は、まず企業内においての労働組合運動に対する啓発、労働組合内において指導者を選ぶための選挙をするための組織化である。
 このような難しい状況の中で、2002年8月10日に、CNTTの組織本部において、私の単組である自動車輸入場従業員・通関業者労働組合が誕生した。この労組の目的は、私たちの分野における賃金の向上と労働条件の改善である。また、自動車輸入場従業員・通関業者労働組合の理念は、労働者の条件を改善するための交渉である。このような意味において、私たちは通関業者の雇用者側と交渉を持った。これは、被雇用者がさらに尊厳を持って働くためである。というのも、労働者の権利がしばしば侵害されているからである。この交渉のおかげで、私の単組は1台の車を通関するごとに賃金をもらうという形での賃金の上昇をかち取ることができた。
 また、私たちの労組は、特に指導者向けのセミナーを開催している。このセミナーの中では、意識啓発をしようとしているが、中には、今世紀最大の病気と言われているエイズの問題も扱っている。