2006年 ギニアビサウの労働事情

2006年9月27日 講演録

ギニアビサウ労働者全国組合(UNTGB)
マルチーニョ・ルイス・シルバ・ジョアキム

委員長兼UNTGB若年者雇用担当事務局長

 

国土・人口・政治体制等

 アフリカ西海岸に位置し、人口は130万人、面積は3万6,125km2、1974年に独立、民主主義体制・大統領制共和国の法治国家。ギニアビサウ労働者全国組合(UNTGB)は国の歴史よりも古く1961年5月18日創立。

労働事情

 国家が未だに最大の永続的雇用主で、1998年6月7日の軍事的、政治的紛争によってさらに状況が悪化、民間セクターは今日でも機能していない。労働者は、非人間的な状況での生活を余儀なくされ、よりよい生活条件を求めて外国に逃避、失業率は高騰、最悪の労働条件のもと、賃金不払いが3カ月から9カ月も続き、合法的争議は解雇、脅迫などの迫害をうける。若年労働者の職業訓練など育成機関もない。女性の労働参加率は低い。民族グループ毎の習慣のため雇用市場での競争力が非常に弱く、近年では女性や子供たちは、より闇市場に流れる傾向にある。働く母親保護政策もない。更にエイズ感染拡大の問題が重なって深刻で、児童労働問題もある。
 全国社会保障機関が存在するが、機能しないので、改善に向けて新社会保障基本法を起草。現在、国民議会の法案の通過と、大統領の承認を待っている。
 社会的対話については、三者構成委員会が存在するもののほとんど機能していない。政府とソーシャルパートナーは、背中合わせに歩いていて、ILOの144条の主義に違反している。私たちは、社会的対話の回復のための戦いを忍耐強く続けていく。