2011年 ギニアの労働事情

2011年11月11日 講演録

ギニア全国自由労働組合組織(ONSLG)
Mr. ママドゥ・スゥール・カマラ

 

1. 労働事情(全般)

 ギニアの主な産業は衣服、繊維、果物加工などの小規模な企業によって担われている。第二共和制の軍事支配によって、これら多くの小規模な企業が閉鎖されるという事態が発生し、多くの労働者が雇用を失った。現在の第三共和制は民主主義体制のもと、希望の持てる政治体制になっている。国際通貨基金や、あるいは世界銀行の助言によって、我が国に新しい時代が開かれようとしている。そして、第二共和制から第三共和制への移行に伴って、新たに多くの企業が設立されている。
 この中でのスローガンに掲げられているのが若手の雇用である。しかし、新しく設立した企業は、経験を持った人材を雇用したいと考えているため、今後は雇用主が職業経験を雇用条件から外し、若年者の研修制度を確立し、さらに若年層の雇用を促進していく必要があると考えている。

2. 労働組合が現在直面している課題

 第1に、労働協定あるいはILO条約の遵守である。第2に、非常に低い識字率がある。第3に、労使共に労働法を遵守しないという問題もあるが、そもそも労働法の内容をよく知らないという問題がある。第4に、賃金水準、支払い、物価水準の問題がある。

3. 課題解決に向けた取り組み

 ONSLGは、これらの様々な問題の解決に向けて対策を講じている。第1に、労使協議の場を設けることである。第2に、組合活動家の育成である。その部門も設置されており、また、組合の組織力強化を目指した委員会も設立されている。

4. ナショナルセンターと政府との関係

 政府との関係は、労働法が遵守されている限りにおいて良好である。