2000年 ガボンの労働事情

2000年7月5日 講演録

マルタン・イベッサ
ガボン自由労働組合同盟中央執行委員

 

ガボンの紹介

 ガボンは政治的には非常に安定した国であり、外国からの資本投資などにたいへん力を入れています。カメルーン、赤道ギニアと国境を接し、東側にコンゴ、西側は大西洋に面した国で、首都はリーブルビル、つまりフリータウンという名です。国土の気候は、雨季と乾季に分かれています。CGSL は1991 年10 月に設立されました。組織の構造については縦の線、横の線というように説明できると思います。
 組織の構想としては、まず決議機関としての大会があります。それからナショナルセンター評議会があり、次に執行委員会という構造になっています。フェデレーションとして12 組合、それから産別組合として9 個、そして3 つの特殊組織があります。例えば、青年労働者組織組合、女性労働者組合といったものです。

直面している問題

 私たちが今直面している問題は、まず本部事務所がないということです。設立以来、本部事務所がいまだ持てません。このため活動にも非常に支障をきしています。ガボンには主なものとしては2 つナショナルセンターがあります。資金的にも非常に困難を来していて、労働者からの組合費の徴収も、わずかな金額ではあるにせよなかなか集められないという状況にあります。自由な労働運動を展開するという意味においても、政府からの援助は受けたくないと思っています。受けるわけにはいきません。そして、雇用労働者も現在解雇や、出向の危機にさらされています。こうした問題に直面して労働組合としての活動を繰り広げていくためにも、この本部事務所がないということは非常に大きな問題であります。もちろんそのためにも国家からの補助金というのはありませんし、また受けるつもりもありません。労働協約等もまだ不完全でして、そうしたことを充実するようにという要求を政府にも出していますが、具体的な回答はまだ出てきていません。
 職業教育については、地方レベルでも行っています。この職業教育について、ぜひJILAF からの援助もお願いしたいと思います。私たちの労働組合が目的としている労働者の生活向上のためにもJILAF にお願いいたしたいのは、さまざまな労働教育、あるいは職業教育についてのプロジェクトの策定、あるいは実施ということです。