2004年 コートジボワールの労働事情

2004年7月14日 講演録

コートジボアール労働総同盟(UGTCI)
テオドール ムレイ カー

繊維・服飾・皮革・プラスチック労働組合連盟 事務局長

 

労働組合の状況

 まず最初に、現在のコートジボアールの労働組合の状況と社会・政治的な危機に関してコメントをさせていただきたいと思います。
 まず労働組合の状況ですが、コートジボアールの労働者の67%が労働組合に加盟しています。コートジボアール労働総同盟(UGTCI)には、労働組合に加盟している労働者の87%が加盟しています。従って、UGTCIはコートジボアールのすべての地域で労働者を結集していると言えます。
 その意味でも、現在コートジボアールが直面している社会・政治的な危機について皆様に少しお話をする意義があると思います。
 この社会・政治的な危機が始まったのは2002年9月19日です。それ以後、国が2つのブロックに分かれてしまいました。1つのブロックは反政府勢力に占領され、私たちの仲間が大きな被害を被っています。そのブロックにいる労働組合活動家、加盟組合員の40%が失業状態に追い込まれてしまい、それらの失業者への負担が首都アビジャンに在住する組合員の負担になっているという状況です。
 このように、アビジャンにいる我々の仲間の負担が大きくなっていることを、皆様も理解していただけると思います。その問題解決のため、日本政府は非常に援助をして下さいました。

労働組合での活動

 私は繊維・被服・皮革・プラスチック労働組合連盟の事務局長をしています。この組合の大会で私は事務局長のポストに選出されました。事務局長としての私の任務は、月例執行委員会を招集し進行をはかるとともに、活動報告を行い、執行委員と社会経済的な状況、また労働組合の政策の実行状況について討議することです。
 この繊維・服飾・皮革・プラスチック労働組合連盟は、国際的には国際繊維・被服・皮革労働組合連盟(ITGLWF)に加盟し、組織を代表して国際的な舞台での議論に参加しています。国内活動に関する報告、私どもの連盟の国際的な活動に関して、ロビィ活動やキャンペーン活動をしています。
 ナショナルセンターのコートジボアール労働総同盟(UGTCI)では、私は生涯教育を担当しています。労働組合の研修やいろいろな活動、セクターにおいて生涯職業教育についての必要性を検討します。他に労働組合の研修計画や生涯研修計画、横断的な様々なテーマについての研修プログラムを作成します。
 UGTCIの運営部門では、議事録の作成や、その議事録をすべての執行委員に配付する責任者としてその業務に携わっています。
 さらにUGTCIを代表して、アフリカ小地域(sub-region)と国際的な労働組合のフォーラムに参加し、その中で学んだことを報告書としてまとめ、またUGTCIを代表し、事務局長に代わって討議に参加しています。