2012年 ブルキナファソの労働事情

2012年9月28日 講演録

ブルキナファソ自由労働組合全国組織(ONSL)
報告者:ジャンヌ ノエリ スラマ トラオル(Ms.Jeanne Noelie SOULAMA TRAORE)

ブルキナファソ自由労働組合全国組織(ONSL)広報部次長

 

1. 当該国の労働情勢(全般)

 ブルキナファソの労働情勢は、最も悪いレベルにある。国民の80%が貧困ライン以下で生活しており、フォーマルセクターで働く労働者は20%程度であり、1日1ドル以下の収入で生活しなければならない国民が多数いる。労働組合の組織率の低さに加えて資金不足も活動を展開できない要因となっている。また、新政府のもと自由化が進んだ結果として多くの企業が倒産に至り、労働者が失業する状況が発生している。これらのリストラの大きな影響を受けたのが、繊維、鉱山、食品、輸送部門である。福祉や教育、健康、医療などが大きな打撃を受け、国民の生活、労働環境はさらに悪化し、多くの労働者がインフォーマルセクターへの転換を余儀なくされている。

2. 労働組合が現在直面している課題

  1. 労働組合のさらなる組織率の低下
  2. 労働組合の資金不足
  3. 組合民主主義の悪化
  4. 組合員が受ける(受けた)労働組合研修・政治研修のレベルが低い
  5. 組合活動家や組合責任者が組合問題と政治問題を区別できないため、組合活動に大きく影響

3. その課題解決に向け、どのように取り組もうとしているのか

  1. すべての労働・産業分野で労使協約、団体協約を締結する
  2. インフォーマルセクターにおいて収益を上げる
  3. 児童労働を撲滅する

4. あなたのナショナルセンターと政府との関係について説明してください。

 政府との関係は穏やかで、大きな問題はない。互いに話し合い協議している。

5. あなたの国の多国籍企業の進出状況について、また多国籍企業における労使紛争があればその内容についてお知らせください

  • AREVA(金)
  • ESSACA(金鉱山)
  • 鉱山業者(亜鉛、マンガンなど)、食品産業(SOFITEX、DAFANI)