2002年 ブルキナファソの労働事情

2002年9月11日 講演録

ブルキナファソ自由労働組合会議(ONSL)
オディール トゥグマ

ブルキナファソ社会保障金庫労働組合 女性参画委員長

 

国内の状況

 ブルキナファソは1991年以来、民主化の運動が高まっています。そして、市民の中に共和国の制度が機能する上でより多くの正義と自由を求める運動に関心が高まっています。経済の面では構造調整政策が進んでおり、この結果多くの国営企業が民営化されました。これを受けて人員削減、公共部門での雇用不安といった問題が生まれています。このような経済状況を受けて生活必需品の値段が上がり、労働者たちの購買力は落ちています。ONSLやその他のナショナルセンターも含めて力を結集し、政府、経営者側との協議を進め、労働者の労働条件を高めていくという努力を続けています。ONSLの活動で今年の4月23・24日と5月28・29日にストライキを行いました。そのストライキと平行して路上のデモを行い、話し合いを行いました。

ONSLの活動方針

 今年の行動計画の目標は、引き続きインフォーマルセクターの労働者たちの組合活動への関心を高め、同様に準公共部門、民間部門での労働者の関心を高め、組織率を高めていくということです。さまざまな小規模な計画により、雇用を生むことを目指しています。他の労働組合と協力し、労働者の労働条件の質を高めることを目標にしています。
 特に努力をしていることは、組合活動への女性の参画を広げていくということです。過去2年ほどの業績ですが、ナショナルセンターの全部、独立系の組合なども含めて、協議した上で決定した一連の要求を実現していくためにストライキを行いました。そして組合員の意識を高めるための教育に力を入れています。特にインフォーマルセクターでの教育に力を入れました。
 教育の中でセミナーを行いました。「民主主義と組合活動」「組合活動における民主主義」といったテーマです。政府との話し合いも進め、女性のための活動の新たな雇用の拠点として、パン職人を育てるためのセンターや、織物、石けんの製造などを進めていくためのセンターなどをつくりました。
 ブルキナファソの組合活動の基本にあるのはフランス型の組合活動であり、労働組合の誕生からフランスに大いにサポートしてもらっています。7つのナショナルセンターの中で6つは公認のもの、1つが独立組織となっています。ONSLは1960年に誕生し、ICFTU(国際自由労連)に属しています。ブルキナファソでの組合活動は非常に多様性を持っていますが、行動を統一させるということに互いに努力していて、業績を上げています。過去の組合活動の成果としては、例えば1966年1月3日にストライキを行いました。1975年11月と12月にもやはりゼネラルストライキを実施して、そのときの単一政党に再生を政策に入れさせました。1979年、82年にもゼネラルストライキを実施し、動乱期に剥奪されていたスト権を第3共和制のもとで復活させました。
 1985年に、その当時の革命国民委員会によって労働者の組合活動の自由が迫害され、また労働者の購買力が低下したことについて抗議しました。そのたびに労働組合の活動が勝利をおさめてきたのですが、これは私たちの組合活動が、さまざまな組合組織があっても統一した前線を組んで断固として政府に立ち向かってきたという現実があったからだと思います。統一して戦っていく中でも各組合組織の自主性を尊重するということに常に注意しています。組合間協議が1969年に生まれました。この中にも教育委員会という組織を設けて、組合間協議会の運営に当たっています。