2001年 ブルキナファソの労働事情

2001年6月27日 講演録

ガンダ・ダハマニ・タンゲ
ブルキナファソ銀行・金融労働組合連盟 事務局長

 

国内の状況

 経済的には特に、経済のグローバリゼーション、自由化の影響が挙げられます。具体的には、構造調整政策による悪影響で国内経済が崩壊の危機に瀕しています。この構造調整は91年に始まりましたが、それ以降、経済状況は悪化してきました。
 政治的には、国の政治制度が民主化されて、普通選挙が91年6月2日に行われました。それ以後、定期的に選挙が行なわれるようになりました。ただ、1998年12月13日に、有名なジャーナリスト、ノルベ・ゾンゴが暗殺され、それ以降、国内は社会的に、政治的に混乱しました。政府と国民との間に乖離が生じて、非常に関係が悪化してきています。政府と国民、また労働組合との関係も敵対関係になっています。
 ブルキナファソには現在、7つのナショナルセンターがあります。労働組合は民主的な社会の建設ということに積極的に取り組んでいます。
 政府に対して、複数政党主義を認め、民主主義推進するよう要請しています。

CSBの活動方針

 CSBはブルキナファソで代表的なナショナルセンターです。ただ、その影響力はまだ確立されていません。政府の非協力的な態度によって、労働組合の活動が国民の間に浸透し、また労働者の生活を向上させることに支障を来しています。そのため、幾つかの行動計画を打ち出しました。
 (1)ナショナルセンター本部の建物の建設。この計画は具体的な資料があります。(2)組合の経済的な自立。(3)組合の組織の運営の合理化。情報通 信の整備。特にコンピューター機器などの充実。(4)国民、労働者の購買力の向上、(5)社会保険費の徴収。(6)労働者の連帯を強化。特に、若者や女性の労働組合加入を図ること。社会のダイナミックな活力を養成するためにも、組織の活性化を図るためにも女性や若者との意思疎通 を図り、それらの組織化を進めることが必要です。
 これらの件に関しまして具体的な方策として、特に労働市場の平等と自由を確立することが必要です。今後、もし組合が統一され、あるいはさまざまな組合が合流することになれば非常に大きな力となります。若者や女性の組合員数を増やしつつ、さまざまな労働組合の強化を図らねばなりません。特に、労働者、あるいは組織化されていない労働者などを集めて組織を強化する必要があります。
 こうした目標を達成するために具体的な計画を立てました。すなわち、私たちの組合員各自がそれぞれの責任を果 たすということです。グローバリゼーションの悪影響を最小限に食いとめるために国内の7つのナショナルセンターが協力する事が必要です。