2007年 ベナンの労働事情

2007年11月14日 講演録

ベナン中央自治労働組合(CSA-BENIN)
Alice Kpedetin Kouchanou Epouee Diogo

 

 かつては1党主義に支配されていたが、民主勢力によって、基本的人権の尊重、集会・結社の自由、デモなどの自由が保障された。
 1990年結成のベナン自主労働組合調整会(CSAB)が、2000年ベナン自主労働組合連合(CSA-BENIN)として発足、2006年の第4回大会では、120の加盟単組、7万人を超える組合員を擁するに到った。
 直面する問題は、他のナショナルセンターと労働運動の基本的な考え方が異なり、運動の方針や進め方が違う点がある。例えば、経営に対する要求提出にあたっても科学的、合理的に検討して戦略を決定している。他ナショナルセンターとは戦略等が違うことから一同歩調を合わせることができない。
 したがって、組合員教育についても大きな懸念材料となっている。
 わが国ではまだグローバリゼーション、あるいは多国籍化というものはそれほど大きな現象とはなっていない。
 官公部門および民間部門の労使関係では、私たちの組織は、全国労働評議会(コンセイユ・ナシオナール・トラバイユ(CNT))のメンバーになっている。この評議会は政労使の3者構成で、本来は真の社会的対話を図るためのものであるにも拘らず、時として政府、あるいは経営者は自分たちの利益を不当に引き出そうとして策略をめぐらしている。