2001年 ベナンの労働事情

2001年6月27日 講演録

デュードネ・ロコス
全国石油製品販売会社労働組合 事務局長

 

国内の状況

 最近のベナンは政治的にも、経済的にも、民主化が進みつつあります。国内の民主化は、人間の自由、基本的人権などを尊重した上で行われています。社会的対話も発展してきています。また三者構成機関も発展しています。三者構成機関である、全国労働審議会(CNT)という機関がつくられました。これは政府、使用者、労働組合との話し合いの場になっています。
 ただ、社会状況は非常に厳しいものがあります。特に、国民の購買力の低下、中でも労働者及び社会階層の片隅に押しやられた底辺層の購買力が低下しています。

CSAの活動方針

 2001年の活動の目標の一つは、活動能力の強化です。すなわち組合員数の拡大、新規組合員を募集し組織を拡大することです。すべての組合員レベルでの労働組合教育の強化です。それから地方レベルで、また国際レベルにおいて協力を発展させることです。
 これらに関連してCSAの具体的な方策と問題点。ベナンでは現在、IMFや世界銀行などの、ブレットンウッズ体制機関から要請 されている構造調整計画が国内で進められています。そのために労働組合や労働者が非常な困難に直面しています。
 それらの現実を直視し打開策を講じるために、さまざまなセミナーで労働組合教育を行っています。これまで3年間に2,000人以上の労働者がこのようなセミナーなどに参加しました。
 労働組合員の拡大では、1997年には4万1,000人だった組合人員を2000年には5万1,000人に増やすことができました。また、インフォーマルセクターでの労働者の組織化を開始しました。現在インフォーマルセクターでおよそ10個ほどの組合が作られました。
 最後に報告ですが、CSAベナンの書記長ギオーム・アティグベー氏が今年5月末に開催されたICFTU-AFROの地域大会でAFROの会長に選出されました。