2004年 ザンビアの労働事情

2004年6月16日 講演録

ザンビア労働組合会議(ZCTU)
ダリソン チャアラ

ザンビア公務員関連労働組合 事務局長兼ZCTU執行委員

 

 私の組合は、ザンビア公務員関連労働組合で、私は事務局長を務めています。ナショナルセンターであるザンビア労働組合会議では執行委員を務めています。現在、調整委員会というものをつくり、警察と自衛隊の組織化をしていますが、そこでもコーディネートをしています。
 ご存じのとおり、私たちザンビアの労働運動は政治を変えることに成功しました。そして、その闘いの結果、1991年から2001年までは、労働運動が国を支配したと言えます。つまり、大統領は労働者出身でした。
 ザンビア労働組合会議は29の加盟組合から成っています。現在、ナショナルセンターでは幾つかの加盟組合を統合し、同じような産業なら一つの大きな組合にする、という過程に入っています。一つの国であまりにも多くの小規模な組合があると、それは全体として労働運動の力を弱めるという認識があるのです。その一つの例として、最近ザンビア政府は、公務員給与の凍結を宣言しました。政府がそういうことを宣言した理由ですが、国際金融機関からの借款が全額で70億ドルあり、そのうちの35億ドルを放棄してもらうためには、ある一定の条件があって、その条件として、公務員の給与の凍結が必要なのです。そのために今の宣言がなされました。
 私の任務の一つは、国レベルの、つまりザンビア労働組合会議の同僚たちにいろいろな仕事を配分するということです。
 私は公務員組合のほうで事務局長を務めておりますが、事務局長というのは組合の最高責任者、最高執行委員でもあり、専従の仕事です。
 公務員組合の組合員数は約8万人で、ザンビア労働組合会議の加盟組織の中で一番大きな組合です。そして、5つの組織によって、組合員へのさまざまなサービスを提供しています。その5つとは、全国執行委員会、懲戒委員会、女性委員会、地域委員会、そして支部委員会です。全国で約100の支部委員会があり、9つの地域に分かれています。
 毎朝、私は各部門の長を集めて書記局会議を開きます。各部門とは、研究部門、教育部門、女性部門、そして投資部門です。その会議において、私は各組合の支部の業績について、そして全体的な組合の活動について報告を受けます。
 もう一つの活動ですが、全国執行委員会に諮り、各組合員を雇っている使用者との会合を開催し、それに出席します。
 また、事務局の長として、組合の投資計画を立てたり、全体的な組合組織を通じての財政状況についてモニタリングをします。
 そのほか、組合のさまざまなプロジェクトも実施します。その実施の過程で、各プロジェクトのリスクを管理し、また、その費用がどの程度かかるかということやプロジェクトの質も管理します。
 次に、教育プロジェクトも持っていまして、これのモニタリングも行っています。この教育プログラム、あるいはプロジェクトというのは、HIV/エイズに関するさまざまなプロジェクトを実施している部門です。そして、私は公務員で政府の関係ですので、各省庁の中でHIV/エイズに関するカウンセラーを必要としていますが、そのカウンセラーの研修を行っているプログラムも私がモニターしています。
 最後の活動として、組合のすべてのプロジェクト、そして、組合のすべての活動について、その成績はどうか、質はどうかということについて評価をしています。