1999年 南アフリカの労働事情

1999年9月22日 講演録

クース ベズデンハウント
南アフリカ団結労働組合(鉱山) 委員長

 

 FEDUSAは南アフリカ共和国で2番目に大きなナショナルセンターです。FEDUSAは27の加盟組合からなるナショナルセンターであり、次のような産業において55万人以上の労働者を代表しています。電力、農業、金融、地方自治体、鉱山業、自動車、郵便・通信、保険・医療、芸能・娯楽、輸送・運輸、製造、公共部門、鉄鋼・石油、三次産業及びその他の準国営企業。

FEDUSAの歴史

 FEDUSAは1997年4月1日に2つのナショナルセンターの合併によって設立されました。つまり、FedsalとForce、これは南アフリカ労働組合連盟と、公務員代表組織連盟です。Fedsalのほうは、1960年代初期に南アフリカ・サラリーマン職員協会連盟として結成されました。さらに1984年に再度設立され、1992年に名称を南アフリカ労働組合連盟に変更しました。これら2つの評判のよい連盟の合併の結果、FEDUSAは侮れない勢力として確立されたわけです。
 私の組織について概況を説明するために、次のようなことについて説明したいと思います。まず第1は規約関係の事柄ですが、FEDUSAは、どこかの政党と同盟関係がなく、FEDUSAは政治的に独立した非同盟のナショナルセンターです。FEDUSAは加盟組織の内政に干渉しません。その組合、あるいは協会から招請を受けない限り、そういうことはしません。FEDUSAは人種差別に反対で、性差別に敏感なフェデレーションです。FEDUSAは人種、性別、宗教、障害、あるいは性的指向による不公平な差別はしません。FEDUSAはまた、その組織機構の中で女性の活発な参加を奨励しています。

運動方針と加盟組織

 FEDUSAの目指すところは次のとおりです。国内、及び国際舞台において主演者の1人であり続けること。加盟組織の能力づくりをすること。加盟組織の権利を擁護し、保護すること。加盟組織内の協力と調整を促進すること。これは重要なことですが、独立した声で発言をすること。FEDUSAは次に掲げる原則を支持しています。男女すべての労働者の機会均等、処遇の平等、結社の自由と団結権、すべての人々の発展、組合民主主義、連帯、社会正義、平和です。
 FEDUSAは、いろいろな国の機関に代表を送っています。たくさんありますが、ほんの二、三挙げます。まずNedlacですが、全国経済開発労働審議会、全国能力開発機構、職業安全衛生審議会、南アフリカ資格審査機構。まだ幾つかありますが、基本的にいうと、FEDUSAはすべての尊敬を受けているような国の審議会、委員会に代表を送っています。
 FEDUSAは加盟組織に次のようなことを提供しています。まず、全国、州、国際舞台における活躍の基盤。考え方の似た者同士を結びつけるための交流の機会、政策、法律に影響を与える機会、活動の調整、つまり団結、健全なイデオロギー上の原理原則を持ち、独立していて、活動的なフェデレーション、ナショナルセンター、情報源です。
 FEDUSAとその将来。FEDUSAは、共通の関心事について、今後も他の総同盟組織、コンフェデレーション、連盟組織、フェデレーション、及び一般の組合と相互交流と協力を続けます。FEDUSAが民主的な南アフリカ共和国に今後も続けて貢献できることというのは、雇用と広範な社会経済の分野に影響を与えるようなさまざまな事柄を調整し、処理していくに当たって、斬新で責任ある取り組みができることであると、FEDUSAは確信しています。
 したがって、FEDUSAは健全なイデオロギー上の原理原則を持ち、強力で独立したナショナルセンターに加盟をすることによって、組織の地位を強化したいと望んでいる未加盟の組合を、今後も引きつけ続けることができると、将来について楽観視しています。FEDUSAは、南アフリカで時代を先行する役割を、今も将来もずっと果たしていけると考えています。