1999年 ボツワナの労働事情

1999年9月22日 講演録

エドウィンモラテヘギ
ボツワナ農業マーケテイング庁労働組合 執行委員

 

活動内容

 私の国における労働事情の中の重要な問題に焦点を当てて簡単に説明します。地理的にボツワナはアフリカ南部地域にある内陸国で、ザンビア、ジンバブエ、南アフリカ、そして西側ではナミビアと国境を接しています。国の西部地域はほとんどカラガデイ砂漠で、国土の約87%を占めています。1995年時点での人口は約150万人で比較的少なく、1995年のボツワナの総労働人口は23万人ぐらいです。この労働人口は3つの部門に分かれています。民間部門、進国営企業部門、それから公共部門。公共部門には地方自治体と中央政府の両方の公務員が入っています。公共部門の労働者は、他の2つの部門のように組合に加盟しているのではなくて、約5つの協会に加盟しています。ただし、公共部門のうち日給労働者である肉体労働者、マニュアルワーカーは、全国合同地方中央政府肉体労働者組合に加盟していて、この組合は4万人の組織人員を誇っています。
 ボツワナ労働組合連盟(BFTU)は、1977年4月にボツワナ共和国の初代大統領によって結成され、公式に発足しました。BFTUは1994年以来、そして現在も機構の再構築に取り組んでいます。さまざまな変革の1つとして、同じ産業の組合に対して、合併して1つの全国組合になることを奨励しています。また、他の組合を勧誘して、あるいは組織化して、BFTUに加盟してもらうために強力な運動を展開しています。
 JILAFは、我々BFTUが関係を持てることを誇りに思っている協力機関の1つです。JILAFの支援教育プログラムの一環として1999年1月に、ザンビアのルサカで開催された南部地域労働組合教育ワークショップに私は参加する機会を持ちました。現在、我々のオルガナイザー2人が、JILAF企画、後援によるトレーナーを育成するための能力育成プログラムにかかわっています。

BFTUの課題

 我々が現在抱えている問題としましては、次のようなものがあります。まずBFTUから脱退した2つの組合の再加盟のために努力しています。この2つの組合とは、全国合同地方自治体中央政府肉体労働者組合、及び商業一般労働者組合です。第2の問題は機構の再構築ですが、多くの組合が再構築することの利益を理解できず、さらなる啓発活動が必要な状態ですので、まだ完了に至っていません。もう1つの問題は、公共部門労働者協会に関するものです。1997年11月に政府は151号条約の批准を発表しました。それによって、現在では公務員の組織化が可能になりました。そこでBFTUは、この機会にこれらの協会を傘下に入れようと努力しています。
 最後になりますが、BFTUと政府の関係は真摯なもの、誠実なものです。これは、BFTUが絶えず政府と話し合いをし、また、圧力をかけてきたからです。現在、BFTUは毎年1万9,000プラ、約42万7,500円に相当する助成金を受けています。しかし、我々としては、これが将来さらに増額されることを希望しています。