2005年 エジプトの労働事情

2005年9月7日 講演録

エジプト労働組合総連合会(ETUF)
エジプト石油労働組合副会長兼ETUF女性委員会委員

アマーニ・アブーバクル・アフマド・ガードルモウラー

 

 エジプトにおける労働組合運動は様々な人民運動の中で最も古いものであり全国的に広がっている。労働組合には、約500万人が参加している。
 労働組合は憲法による合法的組織であり、労働者や民衆にとって、大変強い声を代表するもので、最も強い顕著な民主的市民団体ともいえる。
 労働組合組織は総連合会をトップとしたピラミッド型であり、その下に一般連合がある。労働組合は、現在の民主化傾向の中で労働関連の法律に関する政策にも関与し、経済的改革においても、政府と穏健な形の対話を続け改革に参画している。
 労働組合は色々な運動を展開しているが、そのひとつに労働者大学の設立がある。大学では学生が労働運動に関することを学び、教育訓練を受けた労働者として様々な生産レベルで活躍している。
 労働者文化機関を設立し、労働者は新しいテクノロジーを用いた教育訓練を受けている。また、労働銀行の設立や若年者プロジェクトによる新たな職業の機会を与える活動も行っている。
 労働運動組織の中での女性は重要な活動を行い、女性の権利、利益を守るために重要な役割を果たしている。女性労働組合員の中で、役員に選出された人たちは全国で761名にのぼり、労働組合総連合会の執行評議会に進出している人もいる。