2008年 ウガンダの労働事情

2008年7月9日 講演録

ウガンダ労働組合連合(NOTU)
アガサ・アレンベ・ナミレンベ

ウガンダ公務員労働組合組織化・教育局員

 

 全般的な労働情勢として、ほとんどの労働者がインフォーマルセクター、特に農業と小売業に所属している。
 企業経営者は労働者が労働組合に加入することを許さず、そのため労働者の労働組合への組織率は極めて低い。
 統一された給与体系が存在せず、企業は各自バラバラに賃金支払いを行っている。
 労働組合が直面する問題としては、学歴に関わりなく失業率が極めて高いこと、ウガンダには最低賃金法がないこと、青年の労働組合への組織化、インフォーマルセクター部門の組織化などが挙げられる。
 NOTUの対策として組織化に力を注いでおり、特に青年に労働組合に対する理解の促進、参加を促す活動に努力している。失業率が高い中で、またフォーマルジョブが少ない中で、求職するよりも自分で自分の雇用を作り出すよう勧めている。
 ウガンダの現政権とは良い関係にあり、国会には労働組合からの代表が5名選出されている。そのうちの一人は大臣である。これらの議員を通じて労働者の意見が議会に直接提起できるようになり、最近、古臭い5つの労働法が改正された。
 ウガンダには多くの多国籍企業が進出し、アジア系の企業も多い。しかしこれらの多国籍企業は労働組合結成を認めていない。さらに最低賃金法がないために極めて低い賃金で働かされている。
 結論は、青年を労働組合運動に惹きつけ、組織化する必要性である。