2004年 ウガンダの労働事情

2004年6月16日 講演録

ウガンダ全国労働組合会議(NOTU)
ジョン イロング オプロング

ウガンダメディア労働組合 組織・教育担当局長

 

 ウガンダメディア労働組合は3年前に設立されたばかりです。この労働組合に加盟している労働者は、ラジオ、テレビ、新聞、それから文化部門で働いている労働者です。ウガンダメディア労働組合は、18番目にナショナルセンターであるウガンダ全国労働組合会議(NOTU)に加盟しました。
 NOTUには、21の組織が加盟しています。その1つには、教職員組合もあります。ナショナルセンターNOTUは、ウガンダの独立を求めて闘い、ウガンダに独立をもたらした組織の一つです。先ほど、ケニア砂糖プランテーションの代表が報告されましたが、その方も、NOTUで研修を受けられたリーダーの1人だということを誇りを持って報告しておきたいと思います。
 組織担当として、日々どのような活動をしているかをお話します。
 労働組合は、その組織化活動を通して組合員を広げていかなければなりません。組織担当の責任の1つは、新しい組合員の勧誘です。組合員をどんどん勧誘して、組合員を拡大していくことが日々の活動の1つですが、これは決して簡単なことではありません。と申しますのは、ムセヴェニ大統領を始めとする現政権は、外国からの投資を促進するために、外国企業における組織化活動を排除する、受け付けないという姿勢を取っているからです。新しい組合員を勧誘することが、労働組合が直面している大きな任務の1つであるわけですが、政府がそれに協力してくれない、外国企業において労働組合活動に参加することを認めないとしているので、難しい事情にあるのです。
 ムセヴェニ大統領はつい先日、アゴアの女性従業員を解雇すると宣言しました。このアゴアというのは、アフリカ成長及び機会法に則ってアメリカによって設立された企業ですが、そこに勤める女性従業員を解雇するということを大統領が公に宣言したわけです。一番新しくJILAFの研修プログラムを受けたデイヴィッド・コージューという指導者を中心に労働組合を結成したからです。もちろん、労働組合としては、この大統領の発表に強く抗議しました。
 労働組合として、現在どのような問題に直面しているのかを説明いたします。ジャーナリストというのは、どの国でも政府にとって影響力を持っていると言われています。しかし、労働組合の問題になると、ジャーナリストは理解がまだまだ非常に低いと言わざるをえず、労働組合への理解を高める活動をしています。
 また、労働組合のニーズ、つまり労働組合にとってどういうことが必要なのか、ということの分析も私どもは行っています。またさらに、新しく労働組合に加入した組合員、また以前からずっと加入している組合員を対象にした研修も行っています。研修プログラムが終了すると、そのトレーニングの評価をして、その報告書を作成します。それらのことを私を中心に行っています。
 ナショナルセンターNOTUのほうで、私に何か宣伝広報活動を行ってほしいという依頼があったときには、NOTUのために宣伝広報活動を行います。また、NOTUが行う訓練教育活動にも協力しています。私が特に専門としているのが、ジェンダー問題、男女平等問題とコミュニケーション、および交渉です。
 最後になりましたが、ある学者の言葉によりますと、労働者は汗を流し、その汗を流した労働の成果として賃金を得ていると申します。同じことが盗人にも言えるでしょうか。盗人も汗を流し、その汗を流した後の成果として利益を得ていると言えるでしょうか。1つ質問したいのですが、労働組合は、同じ汗を流しているからと言って、今申し上げたような労働者も代表しなければいけないのでしょうか。いえ、労働組合が代表する労働者は、合法的な労働に従事し、汗を流し、働くことによって、賃金を得ている労働者であり、そういう労働者を代表するのが労働組合だということです。ウガンダメディア労働組合が代表している労働者も、汗を流し、合法的な労働によって賃金を得ている労働者です。