2004年 タンザニアの労働事情

2004年6月16日 講演録

タンザニア自由労働組合連合(TUCTA)
ハッピネス スィメオン ンシャンゲ

タンザニア商工業労働者組合 ダルエスサラーム州事務局次長

 

 私の組合は、タンザニア商工業労働者組合です。この組合は、タンザニア自由労働組合連合(TUCTA)に所属しています。
 私どもは、組合員がすなわち労働組合であり、組合員がいなければ労働組合もないと信じております。したがって、労働組合をもっと強化するために、多数の組合員をさまざまな雇用者から勧誘することが私どもの目的であり、取り組みなのです。
 きょうの主題である私の日常活動については次のように幾つかに分類することができます。
 まず第1は、雇用者、つまり経営者に関する調査です。経営者に関する調査活動は最も基本的な活動です。労働組合に入りたがっている、あるいは労働組合に入る準備ができている労働者がどこにいるかということは、普通はわからないため、まず最初に、経営者がどこにいるのか、その場所を特定することが非常に重要なのです。
 第2の活動は、組織化、あるいは組合員の勧誘です。これは一番肝心な段階と言えます。そこで十分時間をかけて、労働者に対して、労働組合とは何か、そして、労働組合は労働者のために何ができるかということについて説明します。次の段階が、組合員の登録です。
 第3の活動ですが、これは職場支部の設立です。タンザニアの労働法とILOの基準に従い、労働組合のメンバーがいる職場、つまり、経営者がいる職場では確実に支部を設立するように働きかけています。
 第4の活動は、組合員との会合です。組合員には、労働法についての教育が必要です。したがって、各支部指導者を対象にセミナーを定期的に、少なくとも3カ月に1度は、開催しています。
 第5番目の活動は、自主協定締結の活動です。労働者の権利の擁護について、現在のタンザニアの労働法には幾つか欠けている項目があり、労働法ではカバーされない分野があります。したがって、労働者の権利擁護活動として、組合員と経営者に対し、現在の状況下で非常に重要な幾つかの規定がない部分、規定が忘れ去られている部分をカバーするための自主協定を締結することが必要であると説いています。それだけではありません。労使紛争が起こる場合には、その地域の政府の労働担当官と会って、労使の和解に向けて努力するよう交渉しています。