1999年 ケニアの労働事情

1999年6月16日 講演録

アンナ・ブガ・オケロ・オムサ
ケニア金属労働者合同組合 財政副局長

 

COTUの概要

 COTUはケニア中央労働組織です。組織人員は25万人です。その3分の1は女性です。COTUは31の登録された加盟組合が所属しています。各加盟組合は自治権を持っています。したがって、ナショナルセンターであるCOTUはその自治に介入しないことになっています。ただし、全国的な問題については、1つあるいは幾つかの加盟組織のグループがCOTUの介入を要請することはできます。
選挙で選ばれる組合役員の任期は5年です。組合の選挙が行われるときは、労働省の官吏がそれを監督します。
現行の労働法は植民地政府がつくったもので、時間の経過とともに時代おくれになっています。現在、現行の労働法を再検討しており、COTUケニアとしては、その意見を国会の議長に送り、議会で審議される中に加えられています。COTUの意見もその中に加えられています。
現在、セミナーを行って、COTUの規約の改正についての話し合いが行われています。

争議の対応

 構造調整計画によって、我々の経済は非常に落ち込んでいます。そして、その中で通貨のシリングの価値がどんどん落ちてきています。労働組合と経営者の間の団体交渉は、賃金ガイドラインによって厳しく規制されています。それがときどき大臣によってそのガイドラインが改定され、発令されます。それが交渉の指針になっています。
次に、労働争議の解決方法ですが、ケニアの労働争議法234号が争議手続について規定したものです。ですから、組合と経営者の間で争議が発生した場合、そして、彼らだけでは所定の仕組みを使って問題を解決できないときには、この手続に従います。
労使裁判所、インダストリーコートというのが最終的な仲裁裁定を発令いたします。そして、当事者たちは自分たちだけで問題を解決できない場合には、その労使裁判所に行きます。その前に労働省の和解段階がありますが、それでも解決ができない場合に、最終決定を仰いで労働裁判所に行きます。

COTU女性局の誕生

 COTUは1990年に女性局を新しくつくりました。そして、今月初めにその女性局の人たちは、COTUの事務局長とその他の執行部の人たちと話し合い、COTUの規約の中に女性局を組み入れるという話し合いをしました。