2006年 ジブチの労働事情

2006年9月27日 講演録

ジブチ民主労働組合(UDT)
アウアド・イブラヒム・アーナウド(Aouad Ibrahim Arnahoud)

全国印刷工組合委員長兼UDT財務担当副書記

 

国土・人口・政治体制等

 面積2万3,000km2、人口約70万人。アフリカの東、アフリカの角と呼ばれるところで、1977年、フランスから独立。

労働組合

 労組結成はフランス植民地時代の1949年で、ジブチの労組の闘争が独立に非常に貢献している。独立後15年ほど運動停滞期の後、1992年のジブチ民主労働組合(UDT)結成で政治的束縛から解放され再び活気を取り戻したのもつかの間、1995年、UGTと共に実施したゼネストに政府当局は大弾圧を加え、以来10年以上の間、政府の嫌がらせを受けており、特に教組や港湾労組で逮捕・免職された指導者・組合員は何百名にものぼり、多くが未だに再就職できない。
また、1999年以降、政府は労組のクローンをでっちあげ、偽労組指導者をILOやアラブ労働機構などに出席させてこれが合法的、正当な労組だとして紹介。ここ最近でも、私たちの書記長を含む4人の労組の指導者が、外国権力との内通、自国情報の提供、大統領侮辱などを理由に逮捕、収監されたが、その実は10年来続けてきたイスラエルの労働総同盟(HISTADRUT)の研修に参加したことにある。もちろん、ICFTU支援のもとILOに提訴、ILO事務局は何度も改善・正常化勧告を出しているが、政府は実施しようとしない。弾圧は民間部門労組にも及び組合大会禁止令を破れば解雇は当然とされる。アフリカ諸国のさまざまな労組、そして組合員がどのような悲しい状況にあるかを皆様にも分かち合ってほしい。