2001年 中央アフリカの労働事情

2001年6月27日 講演録

マリーピエレット・ヤージァン
中央アフリカ椰子精油会社労働組合 事務局長

 

国内の状況

 非常に悪い状況です。ここ4年ほどの間に非常に悪化してきています。ただ、中央アフリカでは労働者の権利、労働組合の権利は保障されています。これまでにさまざまな努力や闘争を続けて、こうした自由を勝ちとりました。ストライキ権も保障されていますし、労働者の自由というものは確かに確立されています。
法的には、98年5月に制定された88009号法によって、労働者の自由が確立されました。それから、ILO87号条約も批准しています。しかし、87号条約などが批准されているにもかかわらず中央アフリカ政府から労働組合は圧力を受けています。政府は労働組合運動に対して非常に敵対的です。
社会的、経済的な状況は、非常に悪い状況にあり、給料の支払いが遅れています。そのためにさまざまなストライキが行われています。そして、労働協約も尊重されず、さまざまに違反されています。労働組合への弾圧もあって、労働運動の指導者が突然行方不明になったり、逮捕されたり、あるいは暗殺されたりしています。
USTCのソニー・コーリア書記長もこの弾圧を受けました。また、現在、給与の支払いが6カ月間遅れていて、そのために労働組合は闘争を展開しています。また、給与の支払いが36カ月おくれている職場もあり、それを12カ月分に縮めるように労働組合が運動し、また、ストライキも行っています。
最後に、私どもの労働組合は労働者の自由のために闘争を展開しています。労働協約、や労働法があるにもかかわらず、中央アフリカ政府は労働運動に非常に敵対的で圧力を加えようとしています。特にUSTCは中央アフリカで最も代表的な組織であり、それゆえに政府からの圧力も厳しくなっています。労働組合は労働者の利益の保護のために経営者、企業に対抗しています。そのためにも、労働者の国際的な連帯が必要になります。国民の権利が保障され、また、労働組合の勝利のためにもそうした連帯が不可欠です。労働運動に敵対的な政府に対抗するためにもそうした連帯の必要性が生まれるわけです。