連合・第14回定期大会

「ストップ・ザ・格差社会! すべての働く者の輪へ 『安心社会』を切り拓こう」をスローガンとした第14回 連合・定期大会が開催

 日本労働組合総連合会(連合)は10月6~7日、「ストップ・ザ・格差社会! すべての働く者の輪へ 『安心社会』を切り拓こう」をスローガンとした第14回 定期大会を東京国際フォーラムで開催し、各構成組織から組合員約1600人が参加した。
 はじめに連合・古賀会長は、「改正労働者派遣法や安保関連法での政府の手法は極めて強引であり、この国の将来に重い影を落とした。一部の高所得の人を労働時間の規制から除外する「高度プロフェッショナル制度(残業代ゼロ制度)」は労働者保護ルールの改悪であり、雇用の劣化をもたらす政策であり、安倍政権に対する反転攻勢に力を合わせよう」と訴えた。また、「民主党への国民の信頼が戻っていないことは厳然たる事実だが、生活者、納税者、消費者、働く者の側に立つことを綱領に掲げる民主党こそが野党結集の軸となるべきだ」として民主党の一層の努力を求めた。
 引き続き海外来賓では、国際労働組合総連合(ITUC)ヤープ・ヴィーネン書記長代行、ITUC-AP鈴木書記長、OECD-TUACジョン・エバンス事務局長が代表あいさつ、その他にITUC加盟組織をはじめ31組織から41人の代表が出席した。また、国際労働財団(JILAF)が招へいしたアフガニスタン労働組合リーダー11人も、オブザーバーとして出席した。
 大会では、連合・神津事務局長が「2016~2017年度運動方針案」として[1]「1000万連合」に向けた組織の拡大・強化[2]非正規労働者・未組織労働者・若者の支援と参加促進[3]働くことを軸とする安心社会の構築[4]労働条件の底上げ、ディーセントワークの実現[5]男女平等社会の実現[6]政策実現に向けた政治活動の強化[7]公正なグローバル化を通じた持続可能な社会実現――等の提案を行い、代議員からの質疑・補強意見などを踏まえ、これらに対する執行部の見解を確認後、運動方針は満場一致で採択された。
 新役員として会長に神津里季生事務局長、事務局長にUAゼンセンの逢見直人会長が選出され、神津新会長は就任会見で、「安保法に対して『このままでいいのか』と普通の市民が集まり、声をあげた。連合も社会運動をつくることが大事だ。一丁目一番地である労働法制改悪反対の取り組みでは集会や国会前座り込み、デモを行ってきた。今後も広く訴え続けていく」と発言。社会の不条理への対峙と、組織化を同時に追求していく姿勢を強調した。
 会場となった東京国際フォーラムロビーでは、連合・教育文化協会(ILEC)共催の「幸せさがし文化展」入選作の展示が行われ、JILAFが運営するネパール非正規学校生徒の応募作品(1点が特別賞を受賞)も展示された。

日程

月日内容
10月06日大会1日目
10月07日大会2日目

開会あいさつをする連合・古賀会長

民主党・岡田代表

ITUCヤープ・ヴィーネン書記長代行

JILAF招へいアフガンチーム

新執行部

新役員を代表してあいさつする神津新会長と逢見新事務局長(右)

展示されたネパール非正規学校生徒の作品

審査員特別賞を受賞したサビナ・チョーダリーさんの「お母さん」

大会会場での連合取り組み紹介