チェコ・労使関係セミナー

 国際労働財団(JILAF)はチェコ・モラヴィア労働組合(CMKOS)と共催で「労使関係・生産性セミナー」を10月13~15日、チェコ・プラハの労働組合会館で開き、22人が参加した。
 JILAFが東欧地域の現地労働組合と共催するはじめてのセミナーであり、主な目的は(1)両国の経済や雇用問題の概要(2)労使関係のシステム状況(3)生産性と公正な成果配分(4)企業の社会的責任(CSR)――などについて日本とチェコの労働組合がどのような課題があるか情報交換すること。
 はじめに主催者を代表してCMKOS・ピストル副会長は「JILAFの現地支援セミナーがチェコではじめて開かれることをうれしく思う。参加者はこのセミナーを通じて、両国の労働問題はじめ経済や社会問題を共有し、学んだことを今後の活動に活かしてほしい」とあいさつ。
 次にセミナーでは、(1)チェコの経済危機と労働組合権(CMKOS・アンジェルマン経済局エキスパート(2)日本の経済危機と労働組合の対策(連合・村上雇用法制局次長)(3)経営の行動と労組の対応(チェコ金属労連・スティッヒ地域担当)(4)労働組合とCSR(JILAF・熊谷副事務長)(5)日本の労使関係と団体交渉・労使協議(JILAF・高橋専務理事)(6)チェコ労組の団体交渉戦略(CMKOS・コルネヨバ社会経済局長)(7) 工場訪問(パナソニック・チェコで工場見学と労使での意見交換)(8)ディーセントワークに向けて(CMKOS・セメック法律対策局長)――などの講義および工場訪問が行われた。
 参加者から「日本の経済状況や労働組合の抱えている課題を認識することができた」「CMKOSの専門家やチェコ国内、あるいは欧州レベルでの労使対話に参加するものに有益であった」などの感想が聞かれた。

日程

月日内容
10月11日CMKOSの会長、担当者との意見交換
10月12日労使関係・生産性セミナー第1日
10月13日労使関係・生産性セミナー第2日
10月14日労使関係・生産性セミナー第3日
10月15日工場訪問

参加者の様子

会場となったチェコ労組会館

ワークショップ開会式

労働講義の様子

両国の状況を説明し討論する

パナソニック・チェコを見学

閉会式の様子