タイ・国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(SGRA)の実施(11月)

 国際労働財団(JILAF)は2013年11月18~11月30日、タイ・国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)のため、事業展開地域であるバンコクならびにチェンマイを訪問した。
 バンコクでは、第2回中央推進委員会を開催し、これまでの活動を振り返った上で、事業の中間評価と今後の取り組み等を確認した。
 また、バンコク・チェンマイ双方で第3回目となる拡大作業委員会(EWC)セミナーを開催し、バンコクにおいては25人、チェンマイにおいては10人のメンバーがそれぞれ参加した。今回のセミナーは、インフォーマルセクター労働者の自立と生活改善に向けた協同組合「クレジットユニオン」の設立登記ノウハウを学ぶことを目的に開かれ、日本の全労済協会からも金丸調査研究部長、小笠原経営管理部次長の講師協力があった。
 全労済協会からは、「相互扶助制度の構築に向けて」と題する特別講義があり、全労済設立の背景や現状、実額補償とは性格を異とする相互扶助制度のラインナップ等にかかる説明がなされ、協同組合の設立/運営・拡大に向け、①ニーズ調査に基づく慶弔共済などのシンプルで分かりやすい(最大公約数的)メニューの構築②適正な掛金設定③厳格な契約行為管理と会員との相互信頼関係の重要性――などに関する助言があり、「基本理念である労働者の助け合いを忘れることなく、一つひとつを積み重ねていくこが重要である。全労済としても熱意ある皆さんを可能な限りバックアップしていきたい」と激励があった。 
 また、タイの協同組合(クレジットユニオン)設置推進活動を行なっているクレジットユニオン協会より、バンコク・チェンマイそれぞれ講師を派遣していただき、農業協同組合省 ナタウッド・クレジットユニオン中央協会課長(バンコク)、同 スメーク・チェンマイ支部担当官(チェンマイ)を講師に招き、協同組合設立に向けた委細説明があった後、設立登記までの自立的取り組み等に対する全面的な協力コミットがあった。
 参加者は、セミナー後、協同組合設立に向けた行動計画を策定・全体化し、本セミナーを終了した。

日程

月日内容
11月22日第2回中央推進委員会
11月23日第3回EWCセミナー1日目(バンコク)
11月24日第3回EWCセミナー2日目(バンコク)
11月25日セミナー準備等
11月26日第3回EWCセミナー1日目(チェンマイ)
11月27日第3回EWCセミナー2日目(チェンマイ)

参加者の様子

クレジットユニオン協会による講義

バンコクEWCメンバー 集合写真

チェンマイEWCメンバー 集合写真