ネパール・国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(SGRA)の実施(11月)

 2013年11月6~10日、ネパール・国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)のため、首都カトマンズおよび事業展開地域であるバクタプール郡を訪問した。
 今次出張では、本事業推進の中心的役割を担う現地の政・労・使メンバーを集めた各種委員会を開催するとともに、今年度最後となるアドバンス・ライフサポートセミナー(Adv.LSS)を開催した。Adv. LSSでは、6~9月に実施したAdv. LSS参加者(ネットワークメンバー)のうち約100人を集め、①セミナーで得た知識を活用した、地域コミュニティーの人々の生活向上のための活動報告②12月中旬に正式な登録を予定している「サハカリ(ネパール協同組合)」の設立目的、運営方法、メンバーの利益などについての説明を行ない、参加者のサハカリへの加入意欲を促した。
 地域コミュニティーへの活動報告では、参加者をグループに分散させ、メンバー間の活動事例の共有および代表者からの発表を行なった。各グループの発表では、参加者が得た知識をコミュニティーの人々と共有したことにより、住民が老人・障がい者手当や出産手当の申請、国籍登録が可能になった事例や、ワクチン接種・無料薬品の入手が可能になった事例、男女間の同一価値労働同一賃金の認識や女性の権利に関する知識を深化させた事例など、多数の成果が報告され、生活向上を目的として開催したAdv. LSSが非常に有益であったことがあらためて示された。
 また、サハカリ加入促進説明会では、トレーニング・オブ・トレーナーズ(TOT)のサハカリ班講師および登録予定のサハカリを率いる会長を招き、これまでのサハカリ班の活動報告を行なうとともに、サハカリ設立の意義や活動ビジョンを示すことで、多くの参加者がサハカリへの加入意思を表明した。
 ネパールでは、11月19日の制憲議会選挙を目前に各地でストライキなどが実施され、治安が不安定化するとの情報を入手したことから、今次出張で予定していた同事業実施地域であるパルサ郡訪問を中止し、後日現地関係者による委員会・セミナー開催を行なうこととした。

日程

月日内容
11月07日中央管理委員会
11月08日中央推進委員会・バクタプール郡作業委員会
11月09日バクタプール郡Adv. LSS

参加者の様子

Adv. LSSに参加したネットワークメンバー

グループ代表者によって各自の経験を共有

TOTサハカリ班講師(左)とバクタプール郡のサハカリ会長(右)