ネパール・国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(SGRA)の実施(9月)

 国際労働財団(JILAF)は2013年9月2日~11日、ネパール・国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)のため、首都カトマンズおよび事業展開地域であるバクタプール郡とパルサ郡を訪問した。
 2013年度のネパールSGRA事業は、インフォーマル労働者を中心とした既存のネットワークメンバー約320人の、アドバンス・ライフ・サポートセミナー(Adv. LSS)を通じたフォローアップや、縫製・ニッティング・蝋燭づくり・美容などの職業訓練の実施に加え、ネパール協同組合(通称:サハカリ)の設立、政府や経営者団体などが実施する職業訓練への橋渡しを行なうことを大きな目的としている。
 今回は6月、7月に引き続き、ネットワークメンバーに対し、生活向上に資する公的制度などの情報提供を行なうAdv. LSSと、今後中心的に事業を推進する人材を対象とした、トレーニング・オブ・トレーナーズ(TOT)セミナーを実施した。
今回バクタプール郡の両セミナーでは、通常の講義に加え、全労済協会の金丸雅男調査研究部長を講師に迎え、日本の相互扶助や自助の仕組み、労働者共済の変遷に関する講義を行なった。同氏は、サハカリ設立・運営・拡大に向けては、①仲間同士の助け合い精神に基づく設立・運営②ニーズ調査に基づく慶弔共済などのメニュー構築③会員との相互信頼関係――などが重要であることを強調した一方、参加者からは「日本の経験やアドバイスをもらい、非常に勇気づけられた」「これを糧に、より良い仕組みを構築していきたい」などの感想が聞かれた。
TOTセミナーでは、各郡20人のトレーナーから構成される、サハカリ、SGRAショップ、セールスマネジメントの3班から、今年度目標の達成に向けた活動進捗状況報告および相互議論を行ない、主に12月のサハカリ設立・登録に先駆けて開催するサハカリ設立総会の実施に向けた具体的内容等を検討した。 

日程

月日内容
09月03日拡大中央管理委員会
09月04日バクタプール郡Adv. LSS、TOTセミナー
09月05日NTUC-I打合せ
09月06日パルサ郡職業訓練モニタリング、パルサ郡作業委員会
09月07日パルサ郡Adv. LSS、TOTセミナー
09月08日NTUC-I打合せ
09月09日バクタプール郡職業訓練モニタリング

参加者の様子

美容の職業訓練(パルサ郡)

パルサ郡TOTセミナー サハカリ班の報告

ニッティングの職業訓練(バクタプール郡)