スリランカ労使関係・労働政策セミナー

 国際労働財団(JILAF)は、スリランカにおける労働組合ナショナルセンターであるセイロン労働者会議(CWC)および全国労働組合連盟(NTUF)とそれぞれ共催のもと、「労使関係・労働政策セミナー」をスリランカ・コロンボで開催した。各セミナーは、10月13~14日(CWC)、10月16~17日(NTUF)に開催され、中央・地方の労働組合リーダー各25人が参加した。なお、NTUFとの現地支援事業の開催は、本事業開始以来、初めての取り組みとなった。
 両セミナーは、グローバル化における労働組合の役割をテーマに設定し、労働組合、政府関係者、使用者団体(CWCセミナーのみ)が、各立場からグローバル化がもたらす影響や対応などについて言及する形で実施された。
 JILAFからは、「健全な労使関係の構築による雇用と生活条件の向上」と題した講義を行ない、グローバル化によってもたらされた労働者を取り巻く変化などの情勢認識を示したうえで、日本の労使関係の変遷・経験がアジア諸国における労使関係の安定において有用であると説くとともに、①組合費収入に基づく基本的組織運営②インフォーマルセクター労働者を含む組織化・組織拡大③ナショナルセンター関連系・労働運動の結集④社会や組合員からの運動への共感――などの重要性について講義した。参加者からは、連合と政治・政党との関わりや、グローバル化における日本的労使関係の有用性などに関する質疑があり、双方向型で認識などを共有した。
 その他の講義においては、労働組合および経営者団体の視点から見たグローバル化における課題などを提起するとともに、相互の立場から建設的労使関係の重要性を説いた。
 また、ILOや政府関係者より、グローバル化に対応する労使関係・労働政策のあり方や、労使関係構築に向けた組合役員の役割などにかかる講義なども行なわれた。
 各セミナーの最後には、「労使関係の改善と強化に向けた具体的行動」などをテーマとするグループ討議が行なわれ、グループ間での具体的行動計画の共有を図り閉会した。

日程

月日内容
10月12日CWCとの打合せ
10月13日CWCセミナー1日目
10月14日CWCセミナー2日目
10月15日NTUFとの打合せ
10月16日NTUFセミナー1日目
10月17日NTUFセミナー2日目

参加者の様子

NTUFセミナー開会式の様子

グループ討議の様子(NTUFセミナー)

グループ発表の様子(CWCセミナー)