再招聘チーム労働事情を聴く会 経済社会の発展と労使関係の新たな課題 ~グローバル化の中での労使関係のあるべき姿を考える~

 国際労働財団(JILAF)は10月23日、インド、マレーシア、フィリピンの3ヵ国の労働組合指導者を招き、労働事情を聴く会「経済社会の発展と労使関係の新たな課題~グローバル化の中での労使関係のあるべき姿を考える~」を開いた。
 各国はめざましい経済成長を見せているものの、グローバル化への対応を理由に、労働組合や組合活動を抑圧的に制限したり、より低い賃金と保障の無い非正規労働者を増加させたりしているなどの現状にある。この結果、所得格差の拡大が進む、大多数の国民は苦しい生活を強いられ不満を募らせている。こうした各国の経済・雇用状況をふまえながら、労使紛争の状況・原因や今後の労使関係のあり方――などについて各国の代表者から報告された。
 各国代表からは、①経済発展を続けている反面、長い間賃金が上昇していないこと②低賃金で社会保障などの対象とならない、インフォーマルセクター労働者などの貧困層が増加していること③雇用面では、正規に比べ労働条件が極端に低い、派遣労働、請負を中心とした非正規化が進んでいること――などが、共通の課題として報告された。
 会場からは、各ナショナルセンターと政党との関係、三者構成機関の有用性などの課題に対しての各ナショナルセンターの取り組みなどについて質問が出され、活発な意見校交換が行なわれた。
 最後に、正規・非正規などの雇用形態とは関係なく、国民全体の生活の底上げのためにも、労働組合の機能強化、組合員の知識向上などへの取り組むことが必要であり、使用者側や政府とも協議しながら、労働条件の改善、社会・雇用制度の充実など労働者の権利を保護するために、全力で活動を展開していくことが重要であると認識を共有した。

日程

月日内容
10月23日再招聘チーム 労働事情を聴く会 
経済社会の発展と労使関係の新たな課題 
~グローバル化の中での労使関係のあるべき姿を考える~

JILAF長谷川理事の開会あいさつ

セミナーの様子

質疑応答の様子

インドからの参加者

マレーシアからの参加者

フィリピンからの参加者