再招聘チーム

10月20~24日の日程で、インド、マレーシア、フィリピンの3ヵ国から計5人を招聘した。
 本チームは再招聘チームであることから、通常の労働講義だけではなく、情報提供の場として「講演会(労働事情を聴く会)」を開催した。コーディネーターのJILAF・高橋相談役の進行のもと、参加者が伝えたい事だけでなく、私たちが得たい情報についても得ることが出来た。3ヵ国の参加者は、自国の経済・社会情勢、労使関係、労働事情などについて報告を行ない、日本からの参加者を含めた4ヵ国間で十分な情報共有を行なった。
 インドからは、「団体交渉の状況」や「グローバルがもたらす労働者の非正規化」などについて報告があった。また、労使関係改善に向けた取り組み等について、ILO条約の批准状況などを織り交ぜながら説明した。マレーシアからは、「経済発展と所得格差」や「多国籍企業問題」についての現状について説明した。特に多国籍企業の労使関係は、労働者にとって大きな問題であり、法の未遵守や政府との関係などについて、MTUCは懸念していることや、2013年から施行された最低賃金制度の状況についての説明と、この制度への期待が述べられた。フィリピンの参加者からは、労使紛争を解決するための苦情処理委員会の機能や社会的対話の重要性などについて報告があった。
 会場との意見交換では、聴衆やコーディネーターから各国の報告に対してポイントを絞った質問があり、各国の経済・社会状況や労使関係、多国籍企業の問題について多くの意見交換を行ない、有意義な労働事情を聴く会を開催することが出来た。
 聴衆は労働組合関係者だけではなく、行政、企業の労務担当者や大学教授など多岐にわたり、それぞれにとって有益な労働事情を聴く会となったものと考える。
 労働講義については、長谷川理事、高橋相談役の基礎講義に加えて、熊谷副事務長より、「アジアの経済発展と労働運動の役割」についてアジアに焦点を絞った講義を行ない、労働運動の課題や今度の取り組みなどについて情報共有を行なった。
 産別講義では、自動車総連から活動方針や日系自動車企業の海外労使紛争についての説明を受けた。特に労使紛争では、問題の発生から解決に至るまでの詳細について報告があり、参加者全員で情報共有を図ることができた。
 再招聘チームということで、参加者全員の意識も非常に高く、建設的な労使関係構築に向けた取り組みと組織強化活動に積極果敢に取り組む姿勢が見られた。

今回ご協力いただいた関連機関一覧

自動車総連

皆さまどうもありがとうございました。

再招聘チーム参加者

インド労働者連盟(HMS)

1.氏 名Mr. Mukesh GALAV
ムケシュ ガラフ
 所 属インド労働者連盟(HMS)
 役 職全国書記
 組合歴27年

インド労働者連盟(HMS)

2.氏 名Mr. Pijush CHAKRABORTY
ビジュシュ チャクラボルティー
 所 属N.F 鉄道マズドーア組合
 役 職アシャン州支部 事務局長
 組合歴20年

マレーシア労働組合会議(MTUC)

3.氏 名Mr. Prem Kumar A/L APPUKUTTY
プレム クマール エーエル アッパカッティ
 所 属メイバンク管理職組合
 役 職事務局長
 組合歴17年

マレーシア労働組合会議(MTUC)

4.氏 名Mr. Kiran Nyan LO
キアン ニアン ロー
 所 属マレーシア労働組合会議(MTUC)
 役 職サラワク支部 事務局長
 組合歴25年

フィリピン労働組合会議(TUCP)

5.氏 名Ms. Ana Liza LOTA REGASPI
アンナ リザ ロタ レガシピ
 所 属フィリピン労働組合会議(TUCP)
 役 職女性・苦情処理委員
 組合歴13年

参加者の様子

労働講義の様子

労働事情を聴く会の様子

インド(HMS)からの参加者

マレーシア(MTUC)からの参加者

フィリピン(TUCP)からの参加者

産別からの講義