ネパール・国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(SGRA)の実施(6月)

 国際労働財団(JILAF)は2013年5月30~6月11日、ネパール・国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)のため、首都カトマンズおよび事業展開地域であるバクタプール郡とパルサ郡を訪問した。
 今回は、生活改善・底上げや就労促進、互助制度確立などのためにネットワーク化した、インフォーマルセクター労働者を中心とする約300人のうち、各郡55人の合計110人を対象に、生活向上に資する公的制度などの情報提供を行なうアドバンス・ライフサポートセミナー(Adv. LSS)と、現地で事業推進を担う核となる人材を育成するためのトレーニング・オブ・トレーナーズ(TOT)を実施した。
 Adv. LSSでは、労働者教育を中心に活動を展開する現地NGOのクラスネパールよりディーパ・バラワジ氏を講師に招き、ネパール政府による高齢者手当や妊婦手当などの社会保障や無料で利用可能な公共サービスに関する情報を提供した。
 参加者からは、「初めて聞く情報も多く、ぜひサービスを利用したい」「自分だけの情報として留めるのではなく、コミュニティーの人々にも情報を共有したい」などの声が聞かれた。
 またTOTでは、ネパール協同組合事務所より講師を招き、「サハカリ」と呼ばれるネパールにおける協同組合に関する概要説明を行なった。
 今年度のネパールSGRA事業では、ネットワークメンバーのための相互扶助制度として「サハカリ」の設立をめざすとともに、JILAFの職業訓練修了生が製作するキャンドルやニット製品などの販売を通じた「サハカリ」の運営、メンバーの収入向上などを主眼に事業を展開していく。

日程

月日内容
06月01日中央管理委員会・バクタプール郡作業委員会
06月02日バクタプール郡TOTセミナー
06月03日バクタプール郡Adv. LSS
06月04日パルサ郡打ち合わせ
06月05日パルサ郡作業委員会・ビルガンジ商工会表敬訪問
06月06日パルサ郡TOTセミナー
06月07日パルサ郡Adv. LSS
06月08日NTUC-Iとの打ち合わせ
06月09日通訳などとの打ち合わせ

参加者の様子

バクタプール郡TOTセミナーの様子

パルサ郡Adv. LSSの様子

パルサ郡TOTセミナーの様子