モンゴル 労使関係・労働政策セミナー

 国際労働財団(JILAF)は、モンゴル労働組合連盟(CMTU)との共催で、「労使関係・労働政策セミナー」を9月10~12日、モンゴル・ダルハン市で開き、鉄鋼、鉄道、電力などの企業別労働組合の労働組合リーダー28人が参加した。
 セミナーは、日本とモンゴル双方の労使紛争解決、不当労働行為などの講義とグループワークなどで構成された。
 モンゴル政府の現在の法律や制度では、労使紛争の速やかな解決が困難となっていることから、多くの労働者が解雇や賃金問題に苦しんできた。そのため、CMTUは2008年、労使紛争即時解決事務所を設立するとともに、2009年度からは労使紛争処理をテーマとしたセミナーをJILAFと共同で開き、さまざまな理論や事例を学ぶとともに労働組合活動の強化と労働法の改正をめざしてきた。今回のセミナーは、2013年秋の労働法改正に向けて、CMTUの労働法改正案の作成を支援することを目的とし、労働法改正に関するCMTUの基本姿勢を確認し、日本の労使紛争解決や不当労働行為、労働監督制度などの経験を学び、参加者との討議をふまえて労働法改正案の作成に生かすことを主眼に置き実施をした。
 セミナーの最後にはJILAF・熊谷副事務長より「労使紛争の解決には、労働組合の組織拡大や日常活動、労使交渉・労使協議の強化、労働協約の締結や充実を図りつつ、労使紛争を未然に防止するために万全を期すことが最も重要である」と説明した。
 参加者からは「学んだことを所属する単組に持ち帰り、労働協約の締結に向けて努力していきたい」「このセミナーで学んだことを労働法改正案に生かし、労働組合の意見が反映される法律となるよう、働きかけていきたい」などの感想が聞かれた。

日程

月日内容
09月10日労使関係・労働政策セミナー(1日目)
09月11日労使関係・労働政策セミナー(2日目)
09月12日労使関係・労働政策セミナー(3日目)

参加者の様子

グループディスカッション

グループ発表

セミナーの合間のアイスブレイク