スリランカ労使関係セミナー

テレビで報道されたCWCとのセミナー

 2010年度現地支援プロジェクトの新規国であるスリランカのセイロン労働者会議(CWC)との共催による労使関係セミナーを9月17日~19日にコロンボで開催した。これまでCWCとは招聘事業において協力関係にあったが、現地支援事業における協力は今回が初めてである。今回の労使関係セミナーでは対象者の異なる2つのセミナーを実施した。9月17日はCWCの地域レベルの幹部を集めた法制度関連のセミナー、9月18日、19日はCWCの地域レベルのスタッフを対象とした基礎リーダーシップセミナーを実施し、それぞれ24名、28名の参加者がセミナーを受講した。
 CWCはタミル系プランテーション労働者を組織したナショナルセンターである。今回のセミナーはCWCスタッフの教育により組織強化により、これまで以上にプランテーション労働者の保護活動や組織化などを活発に行うことを目的とした内容であった。
 法制度関連セミナーでは主に労働争議に焦点をあて、労働争議法(Industrial Disputes Act)の記載に関する解説や労働審判の申請に関する具体的方法などの説明が行われた。また、プランテーション労働者に特に関連する法律として、母性保護や解雇、特別手当に関する法律の解説なども行われた。
 基礎リーダーシップセミナーでは、団体交渉や労働争議に関する基礎的な知識や、組織化の事例紹介、労働者が利用できる公共サービスや研修の紹介や労働省女性局の活動紹介などが行われると共に、CWCの構造についての再確認を行った。
 セミナーではCWC幹部より、組合員のためだけでなく、「CWCのために何ができるか」を考えて活動を行うことも重要だと述べられた。CWCの組織強化のため、習得した知識を参加者が実践することを期待したい。

日程

月日内容
09月16日CWCとの打合せ
09月17日法制度関連セミナー
09月18日基礎リーダーシップセミナー1日目
09月19日基礎リーダーシップセミナー2日目
09月20日CWC打合せ
09月21日プランテーション・工場訪問

参加者の様子

DVDによるJILAF活動紹介

CWC国際担当のH.サンドラセケラ上級副会長の講義

労働省所政局の活動紹介

参加者によるグループ発表

高橋専務理事より修了書の授与

参加者との集合写真