ベトナム・労使関係セミナー

 国際労働財団(JILAF)は、ベトナム労働総同盟(VGCL)との共催で6月18~20日、ベトナム・バクザン省で組織化をテーマとした労使関係セミナーを開き、バクザン、バクニン、ハイズォン各省の企業、工業団地、精密機器製造業の日系企業や省の労働組合役員など22人が参加した。
 このセミナーは、日系企業を中心とする企業の組織化を促進するため、労働法制や組織化の手法を学ぶことを目的としている。
 セミナーでは、JILAF・熊谷副事務長が、「日本の労働運動の現状と課題」「団体交渉と労働協約」「労使紛争と解決」について講義を行ない、日本における労使関係と組織化の取り組みを紹介した。熊谷副事務長は「組織化で最も重要なことは、組合執行部が組合員からの信頼を得ることである。目標を共有し組織全体で取り組むことが重要」と説明。
 また、VGCLより「ベトナムの外資系企業における労使関係」「日系企業の労働組合の活動」などの講義を行なった。
参加者からは、「日本の労働組合の設立方法や手続きを教えて欲しい」「専従者の賃金は誰が支払うのか」「労働組合は、非組合員に対してどのように組織化のアプローチを行なっているのか」など、活発な質疑に加え、「近年ストライキが多発しているベトナムにとって、建設な労使関係の構築によってストライキを減少させた実績を持つ日本の労働運動の経験は大変参考になった」「組合員の声を大切にし、企業と対等に交渉できる強い労働組合を作りたい」などの声が聞かれた。
 最終日には、職場訪問として「三洋オプトデバイスベトナム有限会社」を訪問。健全な労使関係の構築を目的として、各種イベントやCSR活動に労使が協調して取り組んでいることなどの説明を受けた。

日程

月日内容
06月18日労使関係セミナー1日目
06月19日労使関係セミナー2日目
06月20日労使関係セミナー3日目

参加者の様子

開会式であいさつするVGCL・タン国際局長

JILAF・熊谷副事務長による講義

職場訪問