インド・マーカプール校モニタリング

 国際労働財団(JILAF)とインド全国労働組合会議(INTUC)は、マーカプール校の学校モニタリングを6月5日、インド・アーンドラ・プラデーシュ州で行なった。
 JILAFは、児童労働撲滅の取り組みの一環として最低限必要な教育を受けられない貧困層の子どもたちを対象に基礎教育の機会を提供。2年間(1学年・2学年 各80人)の基礎教育を学んだ後、公立学校へ編入させることを目的としている。インドでは、2009年から5ヵ年計画でINTUCと協働で非正規学校の運営を行ない、過去3年間で約120人の生徒が公立校へ編入している。
 これらの活動を現地労組が主導することにより、地域社会で労働組合のプレゼンスが高まることが期待されており、今回の視察では、4年目を迎えるマーカプール校の事業運営および授業の様子などを視察し、昨年1年間に卒業した80人の生徒うち、63人が公立校へ編入したことを確認。しかし、学校に通う生徒の両親の中に移民労働者が含まれており、学校を離脱する生徒数が増加している現状があり、次年度に向けて課題解決のためINTUCと連携をより強化していくこととした。
 INTUCの学校コーディネーターであるクランティ・クマール氏は、「学校を立ち上げた頃は、子どもを労働力として考えている貧困層の家庭では、教育の重要性を理解してもらうのに時間がかかった。しかし、INTUCの地道な活動が地域での理解促進につながった。今後は過去の卒業生へのフォロー体制を確立し、地域社会にこれまで以上に貢献したい」と抱負を述べた。 
 なお、JILAFは学校運営のアドバイスのほか、教科書や制服、スクールバック、給食、教師給与などもINTUCを通じて支援を行なっている。

日程

月日内容
06月05日学校モニタリング

参加者の様子

授業の様子

JILAFが支援している給食

授業後に記念撮影