タイ 労使関係・生産性セミナー(PROGRESS)

 国際労働財団(JILAF)は、国際労働組合総連合・タイ協議会(ITUC-TC)と共催で2月11~14日、タイ・サムットプラカーンで「労使関係・生産性セミナー(PROGRESS)」を開き、ナショナルセンター・企業別労働組合のリーダー24人が参加した。
 このセミナーは、建設的な労使関係および生産性向上運動(5Sおよびカイゼン)、労使交渉などを包括的に学ぶ参加型のプログラムとなっている。受講生はプログラムを通じ、必要な知識と技能を身につけた後、その経験を職場に普及させるためのトレーナーとして活躍できることを目的としている。
 セミナーでは、①労働組合の役割と課題②労働基準と建設的な労使関係③生産性運動と労働組合④労使の対話と交渉――の講義と実践で構成。5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾)パトロール実習では、バッテリーケースなどの生産をしている「シータイスーパーウェア」の工場を訪問し、5Sの良い事例を学んだ後、同工場の経営側に5Sの改善提案を労働組合側から行なった。
 模擬団体交渉のセッションでは、賃金や一時金に関する演習を行ない、主観的に主張を述べるのではなく、客観的・冷静に論議を進めることが効果的な団体交渉であることを学んだ。
 また、タイでは最低賃金の引き上げの論議が進められていることもあり、模擬団体交渉の中で最低賃金の引き上げについて実践的に交渉する場面もみられた。最後に、使用者団体の生産性に関する考え方を聴いた後に、露労使双方で質疑応答の時間を設けた。
 参加者からは、「良好な労使関係を構築するためには労使の信頼関係が必要だと再認識した」「セミナーで得た知識を生かし、組織強化や生産性向上のための取組みを進めたい」などの感想が聞かれた。

*PROGRESS(PROGram on Role of trade unions in Empowerment and Strategic Steps to decent work)

日程

月日内容
02月11日労使関係・生産性セミナー(PROGRESS)(1日目)
02月12日労使関係・生産性セミナー(PROGRESS)(2日目)
02月13日労使関係・生産性セミナー(PROGRESS)(3日目)
02月14日労使関係・生産性セミナー(PROGRESS)(4日目)

参加者の様子

ITUC-TCサーウィット会長からのレクチャー

グループワークの様子

シータイスーパーウェア工場訪問