ラオス・職場の環境改善セミナー

 国際労働財団(JILAF)とラオス労働組合連盟(LFTU)が共催する「職場の環境改善評価セミナー」を8月23~25日、ラオス・サワナケート県で開き、サワナート県および周辺6県より27人の労組リーダーが参加した。
 JILAFは、ラオスにおいて2007年度より職場の環境改善セミナーを開始。現地での活動の核となることが期待される、コア・トレーナー(自らの職場で職場の環境改善活動を指導できる上級指導者)の育成を進めてきた。今回のセミナーは、そのコア・トレーナーのスキル向上に向けたカリキュラムとともに、ラオスにおける職場の環境改善事業の評価として、各地域における改善事例の報告も行なった。
 3日間のセミナーは、①実際に工場を訪問し、その職場で環境改善できる箇所を調査するチェックリスト演習②6つの技術領域(保管と移動・ワークステーション・安全な機械操作・作業場環境・休養衛生施設・環境保護)の解説とグループ討議③工場における核技術領域の良好事例と改善点の発表④コア・トレーナーによる職場環境改善事例の報告――等で構成。
 講義では、東京労働安全衛生センター・外山専門家より他国における労働組合主導の職場の環境改善の取り組み事例やその効果が紹介された。参加者からは「働きやすい職場の環境づくりの実現は、労働者にとって大きなメリットであり、組織化にもつながると実感した」「現場で働く労働者の安全を守るため、今後はより現場での改善活動を行なっていきたい」等の感想が出された。
 一方、ラオスにおいては地域の各職場における具体的な改善事例がまだ少なく、セミナー参加者を中心に、今後さらに実践的な活動に取り組んでいくことが課題だ。
本事業のJILAFによる支援は今年度で終了する。今後LFTU本部を先頭に現場レベルで多くの職場の環境改善が行なわれ、ラオスにおける労働災害の減少につながることが期待される。

日程

月日内容
08月22日工場事前訪問・セミナー準備
08月23日セミナー1日目
08月24日セミナー2日目
08月25日セミナー3日目

参加者の様子

写真入れ替えによる教材作成

女性トレーナーによる発表

講師による職場環境改善の取組事例の紹介