インド・職場の環境改善評価セミナー(POSITIVE)

 国際労働財団(JILAF)は、インド全国労働組合会議(INTUC)と共催する「職場の環境改善評価セミナー」を11月3~5日、インド・タミルナドゥ州コインバトールで開き、29人の労組リーダーが参加した。
 このプロジェクトは、外務省「日本NGO連携資金協力事業」の支援を受け、同地域の13工場にて職場の環境改善を行ない、自らの職場で環境改善活動を指導できる人材を育成することを目的としている。
 このプロジェクトでは、[1]JILAFが工場訪問や職場環境を改善するための技術指導をする基礎セミナー [2]参加者が基礎セミナーで学んだことを演習する育成セミナー [3]参加者が13ヵ所の職場の労働者へ技術指導する職場セミナー [4] 13ヵ所の職場で実施した改善報告を行なう評価セミナー――で構成されており、今回は、プロジェクト最終にあたる、評価セミナーとして位置づけている。
 セミナーのプログラムは、[1] 職場セミナーで参加者が実践した技術領域の実演 [2]各職場での職場の環境改善の成果報告  [3] 日本の安全衛生の取り組み[4]日本の労使関係――等で構成。
 各職場の成果報告では、参加者に具体的にどのような改善が実施されたかを発表してもらい、「衛生的な飲料水を職場に導入した」「低コストの機械カバーを設置した」等の福利厚生や作業場環境を中心とした改善が78事例報告されたほか、労働組合から経営側に提案を行ない、労使関係が改善されたとの報告がされた。
 閉会式では、INTUCのジャガナダン・タミルナドゥ州事務局長が、「JILAFの全面的な協力と全参加者のたゆまぬ努力のお陰で、コインバトールにて大きな進歩を成し遂げることができた」と述べ、閉会した。

参加者の様子

高橋専務理事から日本の労使関係について講義

各職場の成果報告

資材ボックスの改善を報告する参加者

全参加者の改善報告シート

改善実行のためのグループ討議

ジャガナダン事務局長からセミナー評価