バングラデシュ国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(SGRA)の実施(5月期)

第1回中央推進懇談会の様子

 国際労働財団(JILAF)は、日本政府(厚生労働省)からの補助事業として実施している「国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)」の2018年度事業を始動するにあたり、5月7日(月)~13日(日)、ダッカを訪問し、今年度事業方針に基づく年間計画ならびに具体的活動内容等について検討・論議しました。

 バングラデシュにおいては、現地の政・労・使(バングラデシュ労働雇用省・ITUCバングラデシュ協議会(ITUC-BC)・バングラデシュ使用者連盟(BEF))およびILOで構成される「中央推進懇談会(RT)」、ITUC-BC6組織のナショナルコーディネーターで構成される「作業部会(WG)」、事業実施地域であるボグラ郡、クルナ郡、チッタゴン郡の政・労で構成される「地域作業部会(RWG)」を中心に事業を展開しています。

 今般、5月9日に開催した第1回中央推進懇談会では、はじめに、新任のヌラル・イスラム・カーン・ナシムITUC-BC事務局長、齋藤事務長からの挨拶のあと、齋藤事務長より、2017年度事業の成果と課題等を振り返るとともに、2017年度最後に開催した第3回中央推進委員会(2018年1月12日)において確認した事業方針に基づく年間計画、および具体的活動内容等について集中的に検討・論議。2018年度事業の展開に向けた具体的活動等の確認を行いました。

 また、5月10日にSGRA協同組合「ショモバエ・ショミティ」の運営強化を眼目とした人財養成セミナー(TOT)を開催しました。ダッカ近郊のガジプールで一般的な協同組合を立ち上げ、その取り組みが内外から高く評価されているラヌファ・アクタール氏を講師に迎え、成功事例を学び、参加者からは積み立て方法と利益還元方法、未払い・貸付焦げ付き時の対応、積立金に対する政府の認可などに関する質疑が積極的に交わされた。

 今年度バングラデシュでは、①ボグラ郡、パルサ郡、クルナ郡、チッタゴン郡におけるインフォーマルセクター労働者の生活改善・底上げに向けた諸活動の実施(ショモバエ・ショミティの設立と運営および職業訓練の実施)②ネットワークメンバーの組織化と既存ネットワークメンバーのフォローアップ③労働雇用省・使用者団体との連携による就労・就職支援に向けたジョブマッチング活動の展開に注力をします。

日程

月日内容
05月09日第1回中央推進委員会
05月10日人財養成セミナー(TOT)

参加者の様子

第1回中央推進懇談会でのナシムITUC-BC事務局長の挨拶

人財養成セミナー(TOT)での計画説明

人財養成セミナー(TOT)の様子