JILAF/ITUC-AP/OTC共催 第10回ユース・リーダーシップコース(多国間セミナー)を開催

ユースリーダーシップコース参加者

 国際労働財団(JILAF)は、9月12日(火)~21日(木)の10日間、シンガポールにおいて、国際労働組合総連合アジア太平洋地域組織(ITUC-AP)、オン・テン・チョン労働研究所(OTC)との共催により、第10回ユースリーダーシップコースを開催した。
 本コースは、アジア太平洋地域の若手労働組合指導者の育成を目的に、ITUC-APおよびオン・テン・チョン労働研究所(OTC)と共同で、1992年以降開催しており、今回で26回目の開催となる。今回は21ヵ国、1地域から35名(うち、女性16名)、JILAFからは安永専務理事、齋藤副事務長らが参加した。
 
 初日の開会式では、主催者を代表して齋藤JILAF副事務長および吉田ITUC-AP書記長より挨拶があった。全10日間のプログラムのうち、9月13日には、齋藤副事務長より、研修開始に当たっての課題提起として「経済社会の発展と労働運動の社会的役割」の講義を行った。参加者は、グローバル化がもたらす労働者を取り巻く情勢変化やアジア各国の経済の現状と今後の展望、労働組合の役割等について理解を深めた。
 翌14日については、安永専務理事を講師に迎え「建設的な労使関係の構築に向けて」と題する講義が行なわれ、①日本の労働組合の成り立ち、②日本の労働組合の現状、③日本の労働組合の機能と役割、④生産性三原則、⑤社会対話の重要性――等について紹介した上で、建設的労使関係の構築に係る職場での具体的な経験などを共有した。参加者からは、「職場での経験談が非常に参考になった」との感想が複数出された。
 また、同日午後には大辻副所長による「労使関係と社会対話」をテーマとしたワークショップが開催された。参加者は使用者と労働組合の役割に分かれて「模擬団体交渉」を展開し、安永専務理事からのアドバイスを受けつつ、労使双方の当事者意識・視座等について実体験した。
 16日には、大辻副所長が「雇用安定と建設的労使関係の構築に向けた生産性向上」を主要テーマとしたレクチャーを行ない、①生産性運動、②生産性三原則、③5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)、④カイゼン――等の日本の経験をあらためて共有した。
 アクションプランの策定で参加者は、日本の建設的労使関係を母国の組合関係者や使用者側と共有することや、青年女性委員会の設立による若手・女性労働者の組織化などの目標設定を行なった。

 参加者は、JILAFからの講義の他、ITUC-APやOTCによる様々な講義(グローバル化と労働組合の役割、男女平等、社会的セーフティネット、組織化戦略他)を受けた後、活動計画を作成・発表し、本コースは修了した。

日程

月日内容
09月12日セミナー1日目
09月13日セミナー2日目
09月14日セミナー3日目
09月15日セミナー4日目
09月16日セミナー5日目
09月17日セミナー6日目
09月18日セミナー7日目
09月19日セミナー8日目
09月20日セミナー9日目
09月21日セミナー10日目

参加者の様子

開会式の様子

グループディスカッション

講義の様子

講義の様子

講義の様子

講義の様子