ラオス労使関係・労働政策(IR)セミナーを開催

開会挨拶

 ラオスの首都ビエンチャンにおいて、7月5日及び6日の二日間、ラオス労働組合連盟(LFTU)との共催による「労使関係・労働政策セミナー」を開催した。今回のセミナーには、LFTU役員の他、労働社会福祉省、ラオス使用者連盟代表者ほか62人が参加した。
 
 冒頭、安永専務理事およびシモン・ウンラーシーLFTU(ラオス労働組合連盟)副会長筆頭が今次セミナーの主旨・目的等を共有しつつ、今般のセミナーに寄せる期待や建設的労使関係の重要性などに関する挨拶があった。
 つづいて、安永専務理事より、「日本の労働運動の役割と課題」と題し、(1)日本の労働組合の成り立ち、(2)日本の労働組合の現状、(3)日本の労働組合の機能と役割―――等を概説し、建設的労使関係の構築や雇用安定の取り組みなどの具体的経験を共有した。参加者からは、日本の建設的労使関係に対する賛意、組織化による労働者へのメリット、社会保障制度改善に向けた労働組合の役割、最低賃金のあり方や決定プロセス―――などの意見・質問等があった。
 
 次に、ダオバディンラオス使用者連盟理事、ビエンシー労働社会福祉省管轄社会保険事務所社会保険促進部長より、講演があり、ウンカムLFTU総合労働保護局長より、労働者保護に向けた労働組合の視点を共有した。
その後、参加者は、5班に分散し、グループ討議(テーマ:「建設的労使関係の構築を通じた労働者保護」、「社会保障制度改善に向けた提言」、および「組織化に向けて」)を経て行動計画を作成・発表した。各班から、(1)建設的な労使関係構築に向けた団体交渉と労使協議の使い分け、(2)社会保障制度改善に向けた政労使による対話の促進、(3)労働法や社会保障法遵守に向けた取り組み、(4)正規労働者の組織化と保護――等に関する発表があった。
 
 最後に安永専務理事は、建設的労使関係の重要性を再度強調するとともに、「社会保障改善を含む労働者保護のためには、支え合う人が多ければ多いほど充実が可能」であるとし、二日間に亘るセミナーを締めくくった。

日程

月日内容
07月05日労使関係・労働政策セミナー1日目
07月06日労使関係・労働政策セミナー2日目

参加者の様子

ビエンチャンからの参加者との集合写真

地方参加者との集合写真

会場の様子

JILAFによる講義

グループ討議の様子

行動計画発表の様子