国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(SGRA)四カ国政労使代表者会議の開催

ITM開会式の挨拶の様子

 国際労働財団(JILAF)は、2月23~24日、「国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)」の4カ国政労使代表者会議(ITM)をラオス・ビエンチャンにおいて開催し、SGRA事業実施4カ国(バングラデシュ、タイ、ラオス、ネパール)の政・労・使代表者の他、ILO、日本国厚生労働省総括審議官他1人、JILAF本部2人、JILAF各国スタッフ9人、主催国特別オブザーバー府など、計64人が参加した。
 
 4カ国政労使代表者会議(ITM)はSGRA事業を実施している4カ国の政労使代表者を集め、①2016年度事業の成果と課題等の棚下ろし、②日本国政府の補助を前提とした2017年度の活動方針(案)に関する認識合わせなどを行うもので、前提として1月から2月にかけてSGRA事業実施4カ国各国において中央推進委員会(タイ1/20、ラオス1/24、ネパール2/6)ならびにナショナルワークショップ(バングラデシュ1/12、タイ1/21、ラオス1/25、ネパール2/7)を開催し、事業/活動報告、今年度事業に対する評価の後、2017年度活動方針(案)を確認している。

 開会式では、主催国ラオスより、パン・ノイマニーLFTU(ラオス労働組合連盟)会長、シサウォン・タンダヴォン労働雇用福祉省副大臣、ウデット・スワナウォンLNCCI(ラオス使用者連盟)会頭、ウェイドILOアジア太平洋総局起業支援局担当官、引原在ラオス人民民主共和国日本国特命全権大使が各国代表団の来訪をそれぞれ歓迎しつつ、JILAFおよび日本国政府の継続的な協力に深甚なる敬意を表した。また、主催者を代表して南雲理事長よりこの間のSGRA事業の成果・実績および当該会議の意義などを説明したのに引き続き勝田統括審議官から日本政府を代表して挨拶があった。
 
 各国からのセッションにおいては、ラオス、タイ、ネパール、バングラデシュの代表団より、過日の国別ワークショップで確認した2016年度事業の成果・課題を報告した後、今後の活動方針(案)をそれぞれ共有した。セッション内で行われた質疑応答では、①タイにおける低い失業率と高齢者活用の取り組み、インフォーマルセクター労働者の結社の自由について、②ラオスにおけるフォーマルワーカーへの転換に向けた取り組み(社会保障関連含む)、有機農法訓練の有用性、③ネパール大地震後の復旧・復興の取り組み、④バングラデシュにおける労働市場のアセスメントやマーケットニーズに適合した人財の育成と発掘――等に関する質疑・コメント等が出され、各国代表団より適宜認識を答弁した。
 
 最後に、南雲理事長は、「各国代表団の熱心な参加により、本会議で学びあった事項は今後に向け大変有意義であった。政労使の役割は益々重要性を増すことに加え、ILOとの協調・連携も不可欠となる。今後も、現地による自主・自立的運営体制をさらに確立しつつ、地域や社会からも一層の信頼を得る取り組みを皆さんとともに強化していきたい」と総括し、閉会した。

日程

月日内容
02月27日四ヵ国政労使代表者会議(ITM)第1日目
02月28日四ヵ国政労使代表者会議(ITM)第2日目

参加者の様子

ITMレセプション、ラオス伝統儀式(バーシー)の様子

ITM各国SGRA特産品の贈呈式の様子

ITM各国発表、質疑応答の様子