国際シンポジウム・成長戦略としてのジェンダー平等

 国際労働財団(JILAF)は9月28日、アジア5ヵ国の労働組合指導者を招き、国際シンポジウム「成長戦略としてのジェンダー平等」を開き、労働組合関係者や行政、経営者団体から105人が参加した。
 このシンポジウムでは、①経済成長とジェンダー平等②女性労働者の就業の継続性――等について香港、韓国、マレーシア、モンゴル、シンガポールの代表者たちから報告、日本からはヤマト運輸労働組合・小林副中央執行委員長が「ヤマト運輸労働組合における男女平等参画の取り組み」についての現状を説明。
 このシンポジウムでの論議でジェンダー平等を実現するにあたり、母性保護や女性への差別撤廃、同一価値労働同一賃金、男性を含むワーク・ライフ・バランスの確立の重要性が提起され、各国代表者はこの課題認識を共有。
 また家事労働者の組織化も大きな課題にあげられた。香港では家事労働者の労働組合であるFADWUが結成されており、一般的に家事労働者は、個人宅で働いている場合がほとんどであることや、移民労働者が多いため組織化が困難な業種であると報告された。
 最後に会場からは「非正規雇用は低賃金で劣悪な労働環境であり、正規雇用への転換とセーフティネットの確立が重要だ」との感想が聞かれた。

シンポジウムの様子

ヤマト運輸労働組合・小林副中央執行委員長の報告

パネルディスカッションの様子