ベトナム・普及セミナー

 招聘事業・普及セミナーをベトナム・ハノイ(9月20日)、ホーチミン(9月22日)で開き、過去の招聘プログラム参加者や労働組合指導者など、合計46人が参加した(過去の招聘プログラム参加者は16人)。VGCLからは1999年招聘開始以来、のべ34人を招聘している。
 このセミナーは[1]過去の招聘プログラム参加者が日本で学んだことを帰国後、どのように活動に活かしているのかを調査する[2]日本および招聘対象国の労働情勢や労働運動に関する意見交換を行ない、両国間の連帯と連携を強化する――ことを目的としている。
 はじめにVGCL・チャウ国際局副局長は、「JILAFは招聘プログラムや労使関係セミナーなど、さまざまな活動をベトナムで展開している。招聘プログラムの参加者は日本で学んだ経験を活かし、それぞれの活動分野で活躍している。普及セミナーを通じて、両組織の協力関係をさらに強化していきたい」とあいさつした。続いて、JILAF・阿部事務長が「セミナーの開催にあたり、VGCLの多大な協力に感謝する。また、3月11日に発生した東日本大震災に際しては、VGCLから温かい励ましのメッセージや支援をいただいたことに感謝したい。これまでVGCLから多くの労組指導者を日本に招聘してきたが、この機会にJILAFのプログラムに対する率直な意見を伺い、今後に役立て、さらなる協力関係を構築していきたい」と述べた。
 次に阿部事務長から「日本の労働組合が直面している課題」と題した講義を行なった。参加者からは、組織率向上対策や労働組合と政治との関わりなど、日本の労働・社会事情等について多くの質問が出された。
次に、過去の招聘プログラム参加者から、帰国後の活動報告や今後の招聘事業に対する要望と提案を受けた。参加者からは、「日本で学んだ労働者福祉活動や労働政策を取り入れるように、VGCLや政府に対し、政策提言活動を行なった」「組合員教育や組織化に役立った」「協調的な労使関係を構築することの重要性を学んだ」――など、招聘プログラムを評価し、日本で学んだことが参加者自身の日常活動や組織運営の向上につながった事例が報告された。
 全体を通じて、参加者からは、「生産性運動を展開できるよう支援してほしい」 「今後も現地セミナーにおいて日本の生の労働・社会事情を教えてほしい」など、JILAFとの連帯強化を希望する意見が多く出された。

日程

月日内容
09月19日VGCL本部訪問
09月20日普及セミナー(ハノイ)
09月21日在ベトナム日本国大使館訪問
09月22日普及セミナー(ホーチミン)
09月23日VGCLとの打合せ

参加者の様子

VGCL本部訪問

労働講義の様子(ハノイ)

招聘プログラム参加者による報告(ハノイ)

労働講義の様子(ホーチミン)

招聘プログラム参加者による報告(ホーチミン)

セミナー参加者全員と(ホーチミン)