タイ、国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(SGRA)の実施(5月期)

 5月11日~13日、タイ東北部コンケン県にて、今後のコミュニティ展開のためのライフサポートセミナー(LSS)を開催した。同セミナーにおいては、コンケン作業委員メンバー、県各関連当局および60名のメンバーが現在の課題、今後の計画について協議し、①県商務事務局:ネットワークメンバーが作付したライスベリー(赤米)の商品としての付加価値付与(ラベリング、パッケージング)への協力、②県農業協同組合事務局:ライスベリーの品質管理、保証、県当局への登記協力、③市役所、県労働事務局他:活動の全面的支援等を確認した。

 また、同日午後には、JILAFとコンケン作業委員、同メンバー代表16名が今後の具体的活動について協議し、①ライスベリーの品質向上(真空パッケージ化、ラベリング)、②今年度のライスベリー作付メンバー、作付面積、収穫量の確認、③収穫拡大時の品質保証制度の確立(有機肥料のつくり方、使用頻度、農薬無使用の確認、収穫米保管庫の確保)、④SGRA協同組合「クレジットユニオン」の相互扶助機能の強化等に関し、来月までに具体的な数字や計画をJILAFへ提出することを確認した。

 また、5月29日~31日、タイ北部チェンマイにおいて、今後のコミュニティ展開に向けたLSSを開催した。同セミナーでは、更なるネットワーク拡大に向け、社会保険への加入勧奨、各種職業訓練の実施等の推進を確認した。さらに、SGRAクレジットユニオンのさらなる発展と相互扶助機能の強化に向けた取り組みを確認したことに加え、サンガンペーン郡にて新たに40名を組織化し、各種活動を展開することを意思統一した(ハンドン郡においても40名の組織化を予定)。
 
 5月30日には、北部障がい者リハビリテーションセンターにて、「より困難な状況にある障がいを抱えるインフォーマルセクター労働者支援に関する作業委員会」が開催された。障がい者の支援はSGRAプロジェクトの中でも初の試みとなる。委員会では、具体的なグループ選定における、①障がいの種類や程度、②障がい者の年齢や性別、③実施可能訓練(①と②を考慮)、④訓練にかかる費用(設備、備品、講師費、食費、宿泊費、送迎費等)、⑤訓練後の就業サポート体制――等の検討・調整が重要との認識を共有した。最後に、アッチャラー・センター長より、ドーンケーオ区役所(センター近隣、JICA等と連携した障がい者支援活動実績有)との連携についての申し出があったため、翌31日、ドーンケーオ区役所を訪問し、障がい者を対象としたSGRA事業への協力を要請した。区役所代表からは、「近隣に住む障がい者を対象として事業協力していきたい」との発言があり、これを確認した。

日程

月日内容
05月12日コンケン県、今後のコミュニティ展開のためのライフサポートセミナー(LSS)
05月13日コンケン県、今後のコミュニティ展開のためのライフサポートセミナー(LSS)
05月14日コンケン県、今後のコミュニティ展開のためのライフサポートセミナー(LSS)

参加者の様子

コンケン、コミュニティ展開に向けた作業委員会の様子

チェンマイ、コミュニティ展開に向けたライフサポートセミナーの様子

チェンマイ、障害者の支援に向けた作業委員会の様子