国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(SGRA)四カ国政労使代表者会議の開催

 国際労働財団(JILAF)は、2月27日、「国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)」の4カ国政労使代表者会議をバングラデシュ人民共和国・ダッカにおいて開催し、SGRA事業実施4カ国(タイ、ネパール、バングラデシュ、ラオス)の政・労・使代表者の他、日本国政府など、計60人が参加した。
 開会式では、主催国バングラデシュより、ミカエル・シファー労働雇用省事務次官、ホサインITUCバングラデシュ協議会議長、ゴラム使用者連盟副会長およびレディーILOダッカ事務所所長が、各国代表団の来訪をそれぞれ歓迎しつつ、JILAFおよび日本国政府の継続的な協力に深甚なる敬意を表した。
 また、主催者を代表して安永専務理事、團野相談役よりこの間のSGRA事業の成果・実績および当該会議の意義などを説明したのに続き、沼畑在バングラデシュ人民共和国日本国大使館参事官より挨拶があった。その上で、日本国政府を代表して勝田総括審議官は、「日本の国際協力は、政策的トップダウン型と草の根からのボトムアップ型の相乗により責任を果たすことが肝要である。SGRA事業は草の根レベルで様々な成果を発現し、広がりを見せている。本日は各国代表団が相互に好例を学び合い、自立・自律的な事業発展に資することを念願したい」「本事業は4カ国における、脆弱なインフォーマルセクター労働者の生活改善・底上げのみならず、わが国を含む各国の良好な関係構築の一助としても期待されている」と述べ、全ての事業関係者の取り組みを後押しした。
 続いて、齋藤副事務長より4カ国事業の主なポイントおよびこれまでの成果・実績等の概説が行われた。
 各国からのセッションにおいては、バングラデシュ、タイ、ネパール、ラオスの代表団より、過日の国別ワークショップで確認した2015年度事業の成果・課題を報告した後、今後の活動方針(案)をそれぞれ共有した。セッション内で行われた質疑応答では、①タイにおけるインフォーマルセクター労働者の一時的現象と社会保障制度について、②ラオスにおけるインフォーマル労働者の結社の自由や社会的保護、③社会主義国家における社会保障制度の変遷と市場経済化に伴う今後の方向性――等に関する質疑・コメント等が出され、各国代表団より適宜認識を答弁した。
 最後に、安永専務理事は、各国の熱心な参加に謝辞を述べたうえで、「相互に学んだことを、今後各国事業のさらなる発展にいかに繋げていくかがポイントであり、劇的な進展を目指すのではなく、さらなる自主・自立的運営を指向し続けながら、一歩ずつ着実に前進することが重要と認識する。そして、このことが各国政府、使用者側のみならず、それぞれのナショナルセンターの運動にも必ずプラスに働くものと確信している」と総括し、本会議を閉会した。

日程

月日内容
02月27日四カ国政労使代表者会議
02月28日JILAF関係者会議

参加者の様子

会場の様子

バングラデシュ代表団による発表の様子

タイ代表団による発表の様子

ネパール代表団による発表の様子

ラオス代表団による発表の様子

勝田総括審議官によるコメントの様子