インド・職場の環境改善 上級指導者育成セミナー(POSITIVE)

 国際労働財団(JILAF)は、インド全国労働組合会議(INTUC)と共催で「POSITIVEコアトレーナー育成セミナー」を7月6~9日、タミルナドゥ州・コインバトールで開き、27人の労働組合指導者が参加した。
 はじめに開会式では、参加者の所属する繊維工場のD. Ramanaddam人事部長は、「安全衛生の取り組みは経営者が主体的に実施しなくてはならない。しかしインドでは急激な経済成長の影響もあり、各企業の取り組みは遅れているのが実情である。しかしJILAFのPOSITIVEプログラムのように労働組合が安全衛生の取り組みに積極的に関与することは、労使双方にとってメリットある活動である。今後も労使で協力し、労働災害の減少につなげていきたい」とあいさつ。
 セミナーのプログラムは、[1]POSITIVEプロジェクトの復習 [2]トレーナーの役割 [3]参加者からの活動経過報告 [4]1日職場セミナーの模擬演習――等で構成した。
 特に「活動経過報告」では、5月に開いた基礎セミナー後の2ヵ月間の活動を報告し、合計で約50件もの職場の安全衛生改善報告が行なわれ、インドの製造業の現場で改善活動が順調に実施されていることを確認した。また、1日職場セミナーの練習では、現場で活用しやすい教材を事前に開発し、その教材に即した模範的な演習が行われ、今後、各職場における1日セミナーが確実に展開されることが期待できる。
 最後にセミナー参加者から「他の職場で働く仲間の活動報告では、自らの職場でもすぐに活用できる改善事例があり、この成功事例の共有が重要である」「今回のトレーニングに参加して、労働安全衛生の重要性を再確認することができた」などの感想が聞かれた。

日程

月日内容
07月04日セミナー3日目

参加者の様子

タミルナドゥ州INTUC支部・R. Audikesavan事務局長のあいさつ

吉川専門家の講義

職場の活動報告

1日職場セミナーの練習

職場セミナーの計画作成

セミナー参加者たち