インド・職場の環境改善セミナー(POSITIVE)

 国際労働財団(JILAF)は、インド全国労働組合会議(INTUC)と「POSITIVE基礎セミナー」を5月8~11日、タミルナドゥ州・コインバトールで開き、29人の労働組合指導者が参加した。
 このプロジェクトは、外務省「日本NGO連帯無償資金協力」の支援を受け、同地域の製造業13工場に参加者が訪問し、労働安全衛生の改善点を探るもの。その後、自らの職場で職場の環境改善を指導できるトレーナーとなり、労働安全衛生の向上を目的としている。
 このPOSITIVEセミナーでは、[1]4日間基礎セミナー[2]4日間育成セミナー[3]13職場での1日職場セミナー[4]3日間評価セミナー――等を1年間で構成。今回は導入セミナーとして位置づけている。
 はじめに主催者を代表して、INTUCタミルナドゥ州支部カラン会長は、「今回の労働安全衛生セミナーが、タミルナドゥ州で開かれることに感謝する。発展を続けるインド経済では、労働組合による労働安全衛生の強化が重要。職場での実践的なトレーナー教育プログラムは参加者にとって非常に有意義なものである。また経営側にもこの労働安全衛生の取り組みがメリットある活動だということを認識させていかなければならない」と開会あいさつ。
 次にプログラムでは、[1]工場訪問とチェックリスト実習 [2]アジア各国におけるPOSITIVE活動 [3]震災被害における連合の活動 [4]6つの技術領域(保管と移動・ワークステーション・安全な機械操作・作業場環境・休養衛生施設・環境保護)――等で構成し、最終的には工場訪問をした経営者側に保護具の供給や救急箱の設置、有害溶剤のラベル表示などの改善提案を行なった。
 インドで初めて開く、POSITIVEセミナーであったが、実施組織であるINTUC本部、INTUCタミルナドゥ州支部、経営者、地方政府の協力を得て、JILAFの労働安全衛生の取り組みをスタートさせることができた。

日程

月日内容
05月05日事前工場訪問
05月06日事前工場訪問
05月07日セミナー準備
05月08日セミナー1日目
05月09日セミナー2日目
05月10日セミナー3日目
05月11日セミナー4日目

参加者の様子

INTUCタミルナドゥ州地域組織・カラン会長あいさつ

チェックリスト演習の様子

「福利厚生」分野のグループ討議

「作業場環境」分野のグループ発表

改善提案に対する経営側からのコメント

セミナー参加者たち