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No.265(2014/9/12)
アルゼンチンで再びゼネスト

 米連連邦最高裁で裁定された13億3000万ドル(約1412億1940万円)の支払いを求められ、主要格付け機関や国際スワップ・デリバティブ協会(ISDA)からデフォルトと認定されているアルゼンチンで、8月28日、アルゼンチン労働総同盟(CGT)が4月の国内全土に影響を与えたゼネストに続き、再び24時間のゼネストを行なった。CGTが要求するのは、40%を超す物価騰貴と失業率の悪化に対する抗議と、賃上げ・減税である。
 ストは電車、空港、ガソリンスタンド、公共サービスなどに影響し、穀物輸出の港湾機能も一部で停止し、ごみの収集・生活物資の輸送も止まり、学校も休校となるなど、市民生活に大きな影響を及ぼした。ゼネスト後も一部の地域では、継続してストが行なわれた。
 ストライキを主導するのはCGTのユーゴ・モヤノ書記長で、過去には盟友であったクリスティナ・フェルナンデス大統領の政治方針に反対している。
 CGTではストライキに90%が参加していると言明したが、政府は政治的思惑によるストであり、参加者は25%程度にすぎないと表明している。

*1ドル=106.18円(2014年9月10日現在)

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メルマガNo.239(http://www.jilaf.or.jp/mbn/2014/239.html
メルマガNo.223(http://www.jilaf.or.jp/mbn/2014/223.html
メルマガNo.195(http://www.jilaf.or.jp/mbn/2013/195.html

労働記念日誕生の地、ニューヨーク

 国連が国際デーと定めている5月1日のメーデーは、1886年にシカゴを中心としたアメリカの労働者が8時間労働制を要求し、統一ストを行なったのが起源とされているが、メーデー発祥の地であるアメリカでは、9月1日が米国の労働記念日と定められ、多くのアメリカ人にとって夏の終わりを象徴する休日として定着している。
 この記念日は、1882年に“働く者の休日”としてニューヨーク中央労働組合(CLU)により創始され、1894年に行なわれたストライキで、多数の労働者が軍と連邦保安官に殺害される事態に至り、収拾を図ろうとしたクリーブランド大統領によって、正式に労働記念日として国民祝祭日に指定された。
 その時以来、アメリカの労働組合の力は低下の一途をたどっているが、労働記念日発祥の地であるニューヨークでは、労働組合はますます力をつけ、組合員の数を増やし、労働者の4分の1以上が組合員となっている。ニューヨーク州以外に労働組合の組織率が20%を超える州はアラスカとハワイだけである。
 組織率の高い州の賃金は高い傾向があるが、2013年のニューヨークの週給は全米平均を26%上回る1266ドル(約13万4424円)となっており、ニューヨークの労働組合は着実に実績を積み上げる中で、2015年末までに最低賃金を9ドル(約956円)に引き上げる法案を通過させている。

*1ドル=106.18円(2014年9月10日現在)

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