バックナンバー

No.237(2014/4/22)
カナダ民間労働組合UNIFORがトヨタ・カナダの労働組合承認を申請

 昨年9月に結成された、30万人の組合員を擁するカナダ最大の民間労働組合UNIFORが、トヨタ・カナダのケンブリッジ工場およびウッドストック工場で、労働組合承認に必要な充分な署名(労働者の50%以上)を得たとして、3月31日、オンタリオ州の労働関係委員会に労働組合の承認を申請した。UNIFORは近日中に投票が行なわれるよう期待している。
 ただ、UNIFORは両工場で6500人の労働者が働いているとしているが、トヨタ・カナダ社では該当する職場にはもっと多くの労働者がいると述べており、この労働者の算定が大きな問題となる。
 この点についてUNIFORのジェリー・ディアス会長は「充分な人数を確保していることは間違いない。問題は賃金や諸手当だけでなく、きちんとした労働協約、会社からの一方的な決定の停止、職場で起きている様々な問題についての発言の機会を求めていることだ」と述べた。
 外国企業の自動車工場の組織化は、現在GM・トヨタの合弁が解消されたカリフォルニアのトヨタ工場を除いては、どこのメーカーについても成功していない。UNIFORには自動車業界で働く3万9000人の組合員が加入しており、自動車会社での新たな労働組合結成に向けた取り組みを強めている。
 トヨタ・カナダの従業員からは「健康保険や安全問題、新規採用者への確定給付年金の廃止(確定拠出年金へ移行)、就業スケジュールの一方的な変更への不満」「従業員と管理職との相互尊敬の雰囲気が失われたこと」などの意見が出ているが、会社の担当者は「カナダで過去25年、トヨタが成長してきた大事なものをUNIFORが台無しにしてしまう。そのことを考えて欲しい」と述べている。

過去の関連記事.
メルマガNo.225(http://www.jilaf.or.jp/mbn/2014/225.html
メルマガNo.182(http://www.jilaf.or.jp/mbn/2013/182.html
メルマガNo.161(http://www.jilaf.or.jp/mbn/2013/161.html

発行:公益財団法人 国際労働財団  http://www.jilaf.or.jp/
Copyright(C) JILAF All Rights Reserved.