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No.197(2013/9/30)
タイの労組統一へ大きく前進

 9月7日、バンコクでグローバルユニオン インダストリオールに属する産業別労働組合が集会を開催し、統一した大産別労働組合「Confederation of Industrial Labor of Thailand タイ産業労働組合連合(CILT)」の結成に向けて決議した。
 集まった産業別労働組合は以下の組織。
 タイ電子、電機、自動車、金属労働組合連合(TEAM)、タイ繊維、衣服、皮革労働連盟(TWFT)、電力公社労組(EGAT LU)、郵便通信労働組合(PTT LU)、化学労働組合同盟(CWUA)、タイ紙、印刷組合連盟(PPFT)、石油化学労働組合連盟(PCFT)
 リーダーシップをとったTEAMのチャーリー会長は次のように語っている。
 「新しい組織CILT結成に向けて各労働組合の指導者は懸命に努力している。しかし、各組織には様々な文化があり、歴史もあるし、結成された社会的な背景も考慮に入れなければならない。そうしたことを踏まえた上で急がず慎重に進めている。集まった労働組合はインダストリオールに加盟しているのであるから、タイだけでなく国際的にも団結に向けて統一へのコミットメントがあると言える。」
 CILTが結成されると、タイの電子・電気機器、自動車、鉄鋼、化学、ゴム、材料、紙、繊維、衣服、皮革、石油、ガス、電力、の労働者115万3000人を代表する。またこれらの産業はミャンマー、カンボジア、ラオスからの出稼ぎ労働者数百万人を雇用している。
 タイは4000万人の労働人口を有し、東南アジアで第2位の経済規模を有している。
 OECD諸国からの投資は多国籍企業を含め、大規模であるにもかかわらず、労働組合の権利が阻害され、その結果組織率はほんのわずかだ。10月7日にはILO中核的基準である87、98号条約批准に向けてインダストリオールに加盟する組合はバンコク市内で大規模なデモキャンペーンを実施する。そしてその日にCILT結成を正式に発表することになっている。

インダストリオールニュースより

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