バックナンバー

No.193(2013/9/18)
ミネラ・フリスコ社との紛争、メキシコ鉱山労組の勝利

  ミネラ・フリスコ社(Minera Frisco)とメキシコ鉱山労組(SNTMMSRM)との労使紛争は、8月14日に解決を見た。ザカテカス州エルコロネル金銀鉱山新労組の労働者は、団体交渉での代表権を認めさせるため2ヶ月間にわたるストを実行した。インダストリオールの執行委員でもあるナポレオン・ゴメス委員長が労組側の交渉団を率いて労働福祉相の仲裁を受けた。
 今回の協定で最も重要なことは、会社が団体交渉における新労祖の代表を受け入れたことだ。エルコロネル鉱山の全ての労働者はSNTMMSRMに加入した。また、会社はスト期間2ヶ月間の不払い賃金を100%払うことに同意した。さらに、ストの原因の一つだった利益配分ボーナスの額について、45日以内に労働福祉相が決めることとなった。
 ミネラ・フリスコ社と労働福祉省(STPS)は、ILO第87号条約「結社の自由及び団結権保護条約」を受け入れると言明するとともに、会社は労働者の利益と権利を尊重すると言明した。また、同鉱山の労働者はナポレオン・ゴメス委員長を支持すると表明し、鉱山労組全国執行委員会は総会において新しいメンバーの加入を歓迎した。
 新労組によれば、旧労組との紛争による設備損害の賠償は求めず、会社のストに参加した労働者に対する圧力やSNTMMSRMへ加入した労働者への非難はなくなった。
 昨年の11月以来、バンクーバーで生産性と効率性を促進し、ディーセントワークを実行する協定が50社で締結されたと鉱山労組は語った。ミネラ・フリスコ社でも労働者の利益を追求しつつ、経営効率を上げることが期待される。

過去の関連記事
メルマガNo.181(2013/06/27)http://www.jilaf.or.jp/mbn/2013/181.html

発行:公益財団法人 国際労働財団  http://www.jilaf.or.jp/
Copyright(C) JILAF All Rights Reserved.